「貴様だけは許さぬ!さんざん我の計画を邪魔しおって!地獄以上の恐怖を味あわせて殺してやるから、覚悟するんだな!」
影野冥)貴様の正義は貴様の固定観念から見たもの。本当の正義というものを私が見せてやる。そして私はこの世界での使命を果たすんだ。冥黒、どちらの力が上なのか...。今、決めよう。
「ええい、こしゃくなり、影野冥...!貴様さえいなければ我の封印はやっと終わりを迎えたはずだった...。そして全世界を創造する革命を起こすはずだった!それが貴様に...!貴様のような霊の女などに負けるものか!」
影野冥)もはや貴様は身も心も歪んでしまっている。貴様の正義など周りからの解釈では有害そのものだ。だからな...。貴様みてえな奴に俺は負けるわけにはいかないんだよ!この世界の人間、そして荒谷誠也。守ってみせる!
「かっこつけるな!死ぬがいい!」
冥黒が黒く染まった豪腕を降り下ろす。
影野冥)おそいおそい、そんな攻撃あたらねえよ。
「そこに避けるなら、次貴様が避けるのはそっちのはず。」
冥黒は冥がよける方向を予測し、腕を降り下ろした。
影野冥)な、なに!?ぐは!
冥は直撃した。しかし、あまりダメージは受けていない。
「貴様のどこにそのような耐久力が!」
影野冥)俺は負けない!うおおお!!!!
冥は詠唱を始めた。
「か、体が黄色くなっている...?」
影野冥)妖術士の極意・轟だ。俺のスピードは光と化す!
冥は100m0、1秒のスピードで冥黒を追撃した。
「なんというスピード...!姿が見えぬ...!」
影野冥)うおおおお!!!!
冥はまた詠唱を始めた。
「今度は体が赤い...?」
影野冥)妖術士の極意・鬼だ。俺の力は大剣のバトマスを越える!
冥はすさまじい力で冥黒に大ダメージを与える。
影野冥)チェックメイトといこうか。
冥はあるものを取り出した。
「それは...か、片手剣だと...?」
冥は荒れ狂う雷を起こした。
「き、貴様、まさか!」
冥は剣を雷の中に投げた。
影野冥)誠也の恨みだ。必殺、ライジングブレイク!
雷を纏った剣は、冥黒に直撃した。
「く、う、ぐ、おおお!!」
影野冥)終わりだーーー!!!
冥は剣を持ち、冥黒を一刀両断した。冥黒は二つに分かれた。
「うぐああああ!!!!!!!.....」
影野冥)これで私と誠也の話はおしまいです。いやー、なんやかんやいって疲れましたよ。とくに最後は。はあ、最初から最後までくだらない話でしたねー。なお、これ以降、誠也と私が物語内に登場することはごさいませんので、そこらへんはご了承ください。あ、そうそう、私が出ないとは言っても、多分物語は出すと思います。すいません、あいつ作家が好きなもんで。今まで読んでいただき、ありがとうございました。これからもあのバカ(せいや)をよろしくおねがいしますね。それでは、またいつか会える日をお待ちしております。
革命伝 完