前の最終回で、誠也と冥は物語にはもう出ないと書きましたが、あくまで俺がいつも書いてる本編てきなやつに出さないだけで、このような外伝みたいなのには登場させる予定です。今回は一風変わって物語を楽しみながら学力を上げれる(といいな)!というかんじの物語を書いてみました。それでは、お楽しみください。
荒谷誠也)はあ、暇だなぁ。
影野冥)スマブラの対戦でもする?
荒谷誠也)お!いいな!
影野冥)んじゃ、やろっ...ん?
グラグラ...
冥は地面(床)が揺れているように感じた。
影野冥)ん、地震か!?
荒谷誠也)え、ちょ、大丈夫なの?
誠也はパニックとなっている。しかし冥は非常に冷静だった。
影野冥)結界張るから焦らなくていいって。
荒谷誠也)お、おう...。
冥は結界を張り、誠也の腕を引っ張って中に引きずりこんだ。しばらくして地震は収まった。
荒谷誠也)はあ、なんで地震なんか起こるんだよ...。
影野冥)ん、誠也、地震が起こる理由知らないのかな?
荒谷誠也)そんなん知らねえよ。
影野冥)地球はね、プレートっていうなんていうか、薄い板みたいな岩が組み合わさって出来ているんだ。んで、そのプレートは常に動いてるんだよ。まあ動くっていっても1年に2cmから20cmくらいしか動かないけど。んで、やっぱ動いてるもんどうしぶつかることってあるじゃん?んで、それに比例するようにプレート同士もぶつかるときがあるんだよね。そんときに片方プレートが地面に潜ってしまうんだ。んで、片方のプレートがそのときに壊れてしまうんだよ。そのときに大地が揺れる現象が発生するんだ。それを地震っていうんだ。
荒谷誠也)めっちゃ詳しいな...。
影野冥)君と違って勉強はできるからねー。
荒谷誠也)うるせえ!
影野冥)ちなみに、地震が起こっている原点を震源というんだ。
荒谷誠也)しかしさ、地震ってはじめは少しの揺れで後から揺れがきつくなってくるじゃん?図で例えたらこんなかんじ。
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影野冥)こんな図で分かる人いるかー?
荒谷誠也)皆ある程度のイメージはつくだろ。
影野冥)まあいいけど。それより、はじめのとこに「~」が3つ続いてるとこあるの分かるかな?あれを初期微動っていうんだ。ちなみに、初期微動を起こしてる揺れのところをP波というんだよ。そして、真ん中の大規模な揺れのとこを主要動というんだ。あと、主要動を起こしてる揺れをS波というんだ。そして、初期微動が始まってから主要動になるまでの時間を初期微動継続時間っていうんだよ。
荒谷誠也)地震ってさ、揺れが強いときと弱いときがあるよな。震度って何段階あるんだ?
影野冥)これは覚えなくてもいいけど、日本で使用されている独自の震度階級を気象庁震度階級というんだ。んで、震度は0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7とあって、正確には7段階あるんだよ。
荒谷誠也)へえ。ってか、マグニチュードと震度って何か違いあるのか?用語の違いくらいしかなさそうだが。
影野冥)これ重要。震度は地震の揺れをあらわすものだけど、マグニチュードは、地震の「規模」をあらわすものなんだよ!
荒谷誠也)えっと、つまり?
影野冥)ようは、マグニチュードは私たちのいるところだけが感じる揺れではなく、地震そのものの大きさということ。マグニチュードの震度の違いをいうと、例えばそうだな...。マグニチュードが小さくても、震源からの距離が近いと、震度は大きくなるんだ。メギストリスの都が震源のもとだとしたら、オルフェアの町の震度は高くなるということ。逆に、ヴェリナード城下町が震源のもとだとしたらオルフェアの町の震度は大して高くはならない。
荒谷誠也)なるほどなぁ。
影野冥)マグニチュードも段階みたいなのはあるけど、マグニチュードは1増えるとエネルギーが約32倍(正確には31、6倍)にも上がるんだ。2増えたら1000倍にまでなる。
荒谷誠也)へえ、詳しいなぁ。てか、そろそろ日誌の文字数制限きそうだし終わろうぜ。(メタいな!)
影野冥)そうだね。これをみて少しでも理科ができるようになってくれたら嬉しいです。(お前もお前でメタいな!)
荒谷誠也)それでは、また!
終わり