せいやの冒険日誌

荒谷誠也)なあ、作者、こんな皆は普段テスト終わってる時期にこんなん出すのはどうかと思うんだが？

影野冥)同意。

作者(せいや))別にいいだろ！てかそういう話メタいからやめろ！

荒谷誠也)はいはい...。
影野冥)はいはい...。



荒谷誠也)うげ、今回もテスト最悪だわ...。

影野冥)心配しないで。私もだから。

荒谷誠也)じゃあテストの順位何位だよ！

影野冥)４６位(３５１人中)だよ。

荒谷誠也)何が悪いんだよ！俺への屈辱かよ！(こいつは３１５位)

影野冥)誠也さ、テストの点の取り方とかわかってるの？

荒谷誠也)そんなん知るかよ。

影野冥)まず誠也さ、試験前とか一夜漬けで勉強してるときあるでしょ？

荒谷誠也)そうだが...。何がダメなんだよ。

冥はあきれてクスッと笑った。

影野冥)あのね、一夜漬けとか本当にやったらダメなことなんだよ？

荒谷誠也)はあ、なんでだよ？

影野冥)睡眠をとらないと、集中力が低下したり記憶力が低下するんだよ。おまけに試験のときに眠気が襲ってくるから、全然集中できなくなるんだよ。

荒谷誠也)へ？そうなの？

影野冥)そんなんも知らなかったのか？まったく愚かだなあ。

荒谷誠也)...。それはいいとして、お前、そこまで言えるなら、点の取り方も知ってるんだろうなぁ？

影野冥)え、そ、それは...。と、とにかく勉強するんでしょ！

荒谷誠也)バカかお前。点の取り方も知らないなんて。序盤のあの威勢はなんだったんだよ。

影野冥)ああ？なんだよ！俺がそんなん知らねえと思ってるのかよ！

荒谷誠也)急に男になるな！

影野冥)まず、点取るには先生の出しそうなのを読むんだろ？

荒谷誠也)む、知ってたのか。

影野冥)学園時代のとき(幻物語)は、男だっただろ？俺。

荒谷誠也)え、そんなんあったか？

影野冥)まあそれはいいとして、他には、先生が白じゃない色で書いた文字とかも覚えとくんだろ？

荒谷誠也)よく知ってるじゃねえか。

影野冥)まあこれぐらいなら私も知ってるよ。

荒谷誠也)急に女に戻るな！

影野冥)誠也って、試験勉強は１週間前からしかやらないよね？

荒谷誠也)普通は計画たてて２週間前くらいから勉強はじめるんだろ？

影野冥)あ、それは知ってるんだ。

荒谷誠也)１週間前からでは、期末になっては間に合わないケースも出てくるからな。

影野冥)ところで、最後に伝えたいことなんだけど...。誠也、こんなに勉強したらどうなると思う？

荒谷誠也)さ、さあ？

冥は突然指パッチンをした。途端に誠也と冥の辺りが真っ暗になった。

荒谷誠也)な、なんだ！？

影野冥)ようこそ。ロジックワードの世界へ。

荒谷誠也)冥、何する気だ？

影野冥)今からあなたに少しずつヒントを与えていきます。それをもとに、私が言いたかったことを当ててください。

荒谷誠也)なんかあの頃(せいやがてきとーに作った物語)思いだすな...。

影野冥)ヒント１。範囲のみの勉強。

荒谷誠也)...。点がとれる？

影野冥)的外れ。ヒント２。テストの必勝法。

荒谷誠也)...。さあ？

ルフレ)ヒント３。

荒谷誠也)わわ、ルフレ！いつの間に！

ルフレ)冥ちゃんに呼ばれてね...。僕からもヒントは出させてもらうよ。ヒント３。将来。

荒谷誠也)...。将来の選択肢が増える？

影野冥)愚か者が。ヒント４。グライダー人間。

荒谷誠也)...。テストの結果は無意味？

途端にあたりが明るくなった。

影野冥)最後に、この日誌を最後まで読んでいただいてる方は、おそらく中間・期末試験で悩んでいる方だと思われます。忘れないでほしいことなのですが、試験で点がとれようが、とれまいが、まったくどうでもいいことなんです。学歴社会はいまや崩壊してるのです。企業の８５パーセントは、学歴で人を選ぶことはありません。むしろ、点に執着しすぎて、点はとれるけどそれしかできない暗記脳の人間なんか全然使われません。２０２０年には入試の傾向が大きく変わります。そこで求められるのは、いかに物事を覚えてるかの暗記能力ではなく、どのような発想があるかという追求力なのです。軽く自慢話になりますが、せいやはああみえて偏差値はわりと高いほうなんです。しかし、それも２年後にはまったく無意味になります。国語数学理科社会英語ができるかなんてどうでもよくなるからです。親に誉められるためと、意味のない点争いで自分の人生を無駄にしてませんか？点を取れないことに自分を攻めないでください。結局は、点など何も意味がありません。それだけ覚えておいてください。
                               終わり