せいやの冒険日誌

荒谷誠也)く、しかし…。

誠也はさっきの攻撃で傷を負っている。このまま勝幸に戦いを挑んでも勝利の確率は薄い。

山暗勝幸)貴様、もともとは地上界にいた者だろう？

荒谷誠也)え、なぜそれを…。

山暗勝幸)…まあよい。この世界を滅ぼせば世界は平和になる。私はなんとしてもこの世界を破壊しなければならない。貴様には死んでもらう！

勝幸は弱ってる誠也に容赦なく攻撃をしかけた。

山暗勝幸)全身全霊斬り！

荒谷誠也)うぐ…。

山暗勝幸)プラズマブレード！

荒谷誠也)あぎゃぁ！！！

山暗勝幸)ビックバン！

荒谷誠也)うぐあぁぁ！！

誠也は瀕死にまで追い詰められた。

荒谷誠也)仕方ない…。これで決着だ！うおおおおお！！！！！！ 山暗勝幸)そ、その姿は…！ 誠也は極限覚醒を発動させた。

荒谷誠也)お前はもう俺に勝つことはできない。さあ、いくぞ。お前の悪事もこれまでだ。

山暗勝幸)く、さっきまでの戦闘力とは桁違い…！この尋常ではないパワーアップはいつたいどこから…！

荒谷誠也)いくぞ。 山暗勝幸)な、なに…。私がおされるだと…。

誠也は勝幸にどんどんダメージを与えた。

荒谷誠也)どうした。お前の力はそれっぽちか。

山暗勝幸)く…。いったいどこからそのパワーが…。だが隙は必ずあるはず…。

荒谷誠也)ところで、なぜこの世界の者を滅ぼそうとするんだ、お前は。

誠也は突然核心的な内容を突いた。

山暗勝幸)…。この世界は存在そのものが邪魔だ。もともと、お前と影野冥が離れてしまったのもこの世界が原因。そうだろう？

荒谷誠也)な、なぜ冥のことを…。

山暗勝幸)そこで私は思った。この世界を滅ぼせば、皆の、いや、世界のためになると！そう思わないか？

荒谷誠也)…それは違うな。

山暗勝幸)な、なぜだ！

荒谷誠也)この世界を必要としている者はたくさんいる。お前の正義感などいらぬ。

山暗勝幸)な、なにを…。なにも分からぬバカな人間がぁぁ！！

勝幸は怒りの一撃を誠也にくらわした。

荒谷誠也)ぐふ…。

バタンッ！ 山暗勝幸)ふ、ふふ。邪魔な者はいなくなった。これでこの世界は私が滅ぼせば…！フッフッフ…フハハハハ！！！！！！
                                 続く