荒谷誠也)くらえ。これで…終わりだ!
誠也は超極限ライジングブレイクを優一に放った。
坂上優一)く、うああ!!
優一は必死に受け止める。跳ね返す気だ。
風斬白)師匠、俺も…!
白も優一に加勢する。
荒谷誠也)生意気な…。
坂上優一)うおおお…!!!
風斬白)うおおお…!!!
ついに優一たちは跳ね返した。
坂上優一)やった!
風斬白)ふ、みたか!
荒谷誠也)な、なに…。
誠也は動揺した。まさか跳ね返されるとは想定外だったようだ。しかも運の悪いことに、
荒谷誠也)げ、極限覚醒が…!
誠也は極限覚醒がきれた。極限覚醒がかかっている状態なら超極限ライジングブレイクも耐えれた可能性がある。しかし生身でこれをくらってはオーバーキルになりかねない。
荒谷誠也)く、ここまでか…!
「おっと、まだ死んでもらっては困るな。」
突然何者かが誠也をかばった。
荒谷誠也)や、

荒谷誠也)山暗勝幸!?
なんと勝幸は誠也をかばったのだ。
山暗勝幸)勘違いするな。お前は助けられてなどいない。
勝幸はそう言うと、片手で結界を作りだし、優一と白と冥の動きを封じた。
坂上優一)う、動けない…。
風斬白)おい、この結界を外せ!
影野冥)(私の勘が正しければ、今からとんでもないことが始まる…。)
山暗勝幸)お前はいつもそうだな、誠也。くだらぬ信頼ばかりして。
荒谷誠也)き、貴様、何をするつもりだ!
山暗勝幸)信頼ほどくだらぬものはない。お前は我の操り人形となるのだ。
荒谷誠也)な、なんだと!
山暗勝幸)ふははは!極限覚醒をするがいい。
荒谷誠也)…断る!誰が貴様なんかに!
勝幸は突然冥に攻撃をしかけた。
影野冥)ちょ、何するの!
荒谷誠也)よ、よくも冥を!
誠也は極限覚醒を使ってしまった。
山暗勝幸)かかったな。
勝幸は誠也に結界をはった。そしてその結界が誠也を包みこむ。
荒谷誠也)な、なんだ!?
山暗勝幸)我の僕となるがいい…!
結界が誠也を凝縮し、ついに結界は破裂した。誠也は倒れた。
影野冥)誠也!大丈夫!?
冥は誠也のもとへ駆けつけた。
影野冥)よかった、息はしている…。
しかし、誠也は変わり果てていた。誠也は目を覚ました。
影野冥)あれ、目が赤くない?
荒谷誠也)…誰だ、貴様は。
影野冥)え、私のこと覚えてないの!?
誠也は冥のことをまるで忘れていた。
荒谷誠也)俺は勝幸様の配下だ。貴様のことなど知らん。
影野冥)そ、そんな!目を覚ましてよ!
山暗勝幸)無駄だ。今誠也は完全に我の僕となった。貴様のことなど敵としか認識しないだろうよ。
荒谷誠也)俺たちは忙しいんだ。さっさと消えろ。
影野冥)目を…覚ませ!
冥はマグマを放った。しかし、攻撃が届かない。
坂上優一)俺たちの戦いを邪魔するな!
優一は誠也にギガブレイクを放つ。しかし、効き目がない。
荒谷誠也)邪魔をするのか?目障りな奴らだ。
誠也は剣を構え、冥を斬りさいた。
影野冥)う…。
冥は倒れた。
荒谷誠也)…行きましょう、勝幸様。
誠也は時空に穴をあけ、勝幸と共に消えた。
坂上優一)…おお、目を覚ましたぞ!
影野冥)あれ、ここは…?
風斬白)しかし、これは厄介なことになったっぽいな。
影野冥)極限覚醒した誠也がまさかあいつに洗脳されるなんて…。ああ、痛い…。
風斬白)大丈夫か?
坂上優一)かなりの重傷のようだね。これはかなり回復に時間がかかりそうだ…。
影野冥)にしても…あいつらはどこに行ったんだろう?
風斬白)知らねえよ。あんないきなり消えられたらこっちだって分からねえっつうの。
坂上優一)一つだけ心当たりがある。しかし…。
風斬白)しかし?
坂上優一)俺たちだけでは危険すぎるところなんだ。
影野冥)んで、それはどこ?
坂上優一)それは…。
続く