荒谷誠也)なんで…。なんで俺はこいつらを残虐無慈悲に殺さないといけないんだ…。
誠也がいるのは何も無い真っ白な空間。意識よりも行動が先に上回り、傷つけたくないのに冥たちを傷つけてしまうのが悔しくて仕方なかった。

荒谷誠也)誰か助けて…。
「青年よ、私の声が聞こえるか?」
荒谷誠也)だ、誰だ!
「どうやら聞こえるようだな…。今汝は悪の根元に身をとりつかれてしまっている。」
荒谷誠也)姿を現せ!
「私に姿などない。汝への助言のみだ。」
いきなり、黒い冥が姿を現した。
「ここからはこいつに従うのだ。汝の助けとなるであろう。」
それ以降、この声は聞こえなくなった。
荒谷誠也)冥なのか?
影野冥(?))…誠也、今君に言えることは一つ。
荒谷誠也)な、なんだ!?
影野冥(?))真実を捜しあてて…。私の正体…。実態を捜しあてて…。
そういうと冥らしき者は消えてしまった。
荒谷誠也)冥の正体…か。
正体が分かっていそうではっきりしてない。それが冥。性格も見た目も不思議ちゃんな彼女は正体というものが非常に掴みづらい。
荒谷誠也)冥の正体を暴くのと俺のこの状態を解くのがどう繋がるんだ?
突如、何者かがこっちにやってきた。
荒谷誠也)な、何者!
to be continued…