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坂上心優)あ、優ちゃん、いらっしゃいー。はいってはいってー。
坂上優一)お、お邪魔します…。大丈夫かお前。
坂上心優)全然大丈夫だよー♪君こそ疲れてない?あ、座る?
坂上優一)まったくのんきだな、お前は…。“入院中”のくせに…。
坂上心優)あはは…。うん。
そう、今二人がいるのは病院なのである。え、せいやがこの前とりあげたあの話題になんか話が似てる?…まあ気にするな。
坂上優一)で、どういう病状だっけ。
坂上心優)わざわざ教える必要があるかなー?
坂上優一)あるわ!
坂上心優)…。これはあんま言いたくないんだけどね。
坂上優一)…おう。
坂上心優)私…。風邪なんだよ…。
坂上優一)…いや風邪かよ!
心優はニコッと微笑む。
坂上心優)うん、大袈裟(おおげさ)にいったから1日入院になったんだよー。
坂上優一)よく入院許可でたな…。
坂上心優)あ、今日ここで泊まる?
坂上優一)いや、なんでだよ!
坂上心優)大丈夫。許可は取ってるよ。黒髪のショートの、ちょっと顔の出来が可哀想な人がきたら一緒に寝かせて、って言ってあるから。
坂上優一)へぇ、そうなのか。…って顔の出来が可哀想ってどういうことだよ!
坂上心優)あはは。とにかく泊まってく?
坂上優一)まあお前が言うなら…。
坂上心優)やった♪んじゃ横に寝てー。
坂上優一)いやお前今風邪とはいえ病人だろ!横は御免だわ!
坂上心優)大丈夫、熱は37、4度しかないから♪
坂上優一)十分たけぇわ!
優一は心優の寝ているベッドの横にあるベッドで寝た。
坂上心優)優ちゃん!起きて!
坂上優一)ふぁ?なんだ?
坂上心優)退院だから…帰ろ。
坂上優一)ああ…。って、心優、何するんだ!
心優は突然優一を抱え、ガムテープを優一の目に張り付けた。
坂上優一)ま、前が見えない…。おい、心優、外してくれよ!
坂上心優)ふふふ…。
心優ははぐらかして優一を背中でおし、病院の外に出た。
坂上優一)心優、俺は今どうなってるんだ?
坂上心優)…教えない♪
坂上優一)お、おい、どうなってる!?なんかウィーンとかいう音聞こえるんだけど!
坂上心優)はやく乗りなさい♪
坂上優一)え?
ウィーン
心優はすぐにガムテープを外した。
坂上優一)え…。で、電車!?
坂上心優)うん、君と遠出したかったんだよねー。
坂上優一)ど、どこに連れてく!
坂上心優)教えない♪
坂上優一)つうか今日俺仕事なんだけど!
坂上心優)もしもし、たなか歯科医院ですか?あ、はい。坂上です。うちの夫が熱をだしまして…。あ、自分もまだ風邪が治ってないので、ちょっと本日はお休みさせていただきます。はい。はーい、失礼します。
坂上優一)いいのか…?
走行して3時間。
坂上心優)北海道だー!
坂上優一)いや嘘だろ!?
坂上心優)ほら、優ちゃん、はやくいこうよ!
坂上優一)はあ…。
心優は優一の腕を引っ張って走る。
坂上心優)ほら、優ちゃん、ここが私たちの泊まるとこだよ!
坂上優一)え、ここ泊まるの!?
優一はテンションが上がった。
坂上心優)うん、あの有名なグランドホテルのスイートルーム予約したんだ。ちょっと値ははったけどね。
今度は優一が心優を引っ張ってホテルに立ち去った。
坂上心優)広ーい!ここで今日は二人きりで過ごせるんだね!
坂上優一)はは、普段も二人きりだろ。
坂上心優)おっきいベッド!今日はここで一緒に寝ようね!
坂上優一)…やだよ。
坂上心優)まったく、素直じゃないなぁ…。はは。
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坂上優一)はい、今日はこの話おしまい!
荒谷誠也)仲いいな二人とも…。
影野冥)君は冥という名の嫁がいるだけマシだよ。
芝田亮仁)…おい、あれなんだ?
風斬白)…な、なんだあれ!?
続く