坂上優一)愚かな…!くたばれ!
突如優一の体が眩しく光った。
荒谷誠也)うおっ!?
影野冥)キャ!
風斬白)なに!?
芝田亮仁)うぐ!
荒谷誠也)う…。何があったんだ?
風斬白)何やらあいつが光ったように見えたが…。って、あれ?
冥と亮仁の姿が消えていた。
荒谷誠也)あれ、あの二人は…。
風斬白)ま、まさか…!
坂上優一)いかにも。バシルーラでどっかにとんでいってもらった。貴様らだけ残して、ゆっくり始末する方が遣り甲斐もあるからな…。
荒谷誠也)まじかよ…。
風斬白)おい、あんたさ、こんなことして、恥ずかしくないの?
坂上優一)…。何が言いたい。
風斬白)オレは分かる。あんたは、心優が死んだからこんなことを企んでいるわけではないって。
荒谷誠也)何か根拠でもあるのか…?
風斬白)確証はねえ。だがな、よく考えてみろ。
荒谷誠也)…。
坂上優一)…。
風斬白)オレは、こいつにおおよそ、10年ほど世話になった。いろいろあったが、あの当初は世話になったよ。
荒谷誠也)つまり?
風斬白)今だけはいいか…。師匠は、その間、オレの面倒をよく見てくれた。それは、純粋に人の成長を見届ける目線。…。確信できる。これは、復讐にしか目がいってない奴には作れない目線だ。
坂上優一)黙れ、お前におれの何が分かると言うんだ…!
風斬白)そりゃ、オレたちは赤の他人だから、あんたの心情までは、「分」からねえよ。しかしよ。「読」むことくらいできるだろ。
坂上優一)…。
風斬白)それによ…。心優が、あんたがこんなことをするのを望んでいると思うか?あんたは、自身の怒り細胞に支配されすぎじゃないか?
坂上優一)五月蝿い…。
風斬白)あんたのやってることは間違ってる。これは小学生でも分かる国語問題だろ。
坂上優一)ええい、黙れ!
優一は白に不死鳥天舞を放った。
荒谷誠也)お、お前、何しやがる!
坂上優一)愚者には清き死を…。
風斬白)…。どっちが愚者だ。
坂上優一)な、耐えれるだと!?
風斬白)まったく、笑わしてくれるな。あんた、おかしいよ。はっきり言うが…。10年前のあんたの方が、遥かに強かったぜ。
坂上優一)…!
風斬白)まったく…。ふざけんじゃ…ねえよ…うう。
荒谷誠也)し、白、泣いてるのか?
風斬白)あのころの…師匠は…どこに…ひぐっ!いったんだよ…!
坂上優一)この世は正義様のようなワンシーンでは報われない世界なんだよ!お前みたいに、綺麗事ばっか言って…。くだらねえんだよ!
風斬白)ふ”ざ”けん”じゃ”ね”えよ!
坂上優一)…!
風斬白)…。確信した。この日を待ちわびていた。今日こそが…。あんたを越える日だあああぁぁぁ!!!!
突如、白の身体が、白銀に光った。
荒谷誠也)ま……ま………まさか!
坂上優一)う、嘘だろ…?
風斬白)師匠。今までありがとう。ここまで育ててもらった恩を、オレは忘れない。そして、弟子というのは、いつか師匠を越えないといけない存在なんだ。…。師匠。今日、オレがあんたに勝ち、正義というものを見せてやるよ。
白の身体の状態は白銀。そう。
極限覚醒だった。
続く