坂上優一)…。
芝田亮仁)いいか、お前は今まで成績は優秀だった。それがどうした?今回の中間試験の成績、前回よりだいぶ落ちたようだが…。
坂上優一)ま、まあそれはたまたまというか…。
芝田亮仁)なんでも、別のクラスの坂上実優と付き合ってるという噂もあるが…。
坂上優一)え、なぜそれを…。
芝田亮仁)まあ恋を楽しみたい気持ちもよく分かる。先生だって嫁はいるからな。だが、学生である以上、勉学にも励まないといけないんだ。
坂上優一)…。
坂上優一)は!
坂上優一)…。夢か。
芝田亮仁)で、この公式は…。
坂上優一)…やべえ、勉強に全然ついていけねえ…。
優一はウォークマンをつけた。
「当たり前だった~君と二人側にいる~」
坂上優一)…。なんとか勉強して成績を安定させねえと、まずい。せめて30位はとらないと。
「寂しいかも~分からずに~いつの間にか~空白の~時間だけが~ただ過ぎていった~」
坂上優一)よし、勉強しよう。
翌日
坂上優一)ふぁああ…。
優一は手探りでスマホを探し、電源をつける。
坂上優一)……え!
そこには実優からのラインがはいっていた。
坂上優一)しまった、ウォークマンのせいで気づかなかった…!つうか好きな人のラインスルーに気づくのって眠気覚めるな。メガシャキより効く。いやそんな呑気なこといってる場合じゃない!
優一は急いでラインを確認した。
坂上優一)…。
坂上実優)ねえ、なんで昨日私のラインスルーしたの?
坂上優一)すまん、ウォークマンつけてたから気づかなかった。
坂上実優)そっか。まあ別にいいんだけど。明後日遊べないかなって。
坂上優一)…。ごめん、勉強したいんだ。
坂上実優)うーん、そっか。
坂上優一)ごめんな。
それから2週間が過ぎる。
坂上実優)あれから優ちゃんはほとんど遊んでくれなくなった。
坂上優一)あれから実優とはほとんど遊ばなくなった。
坂上実優)なぜ私と遊んでくれないのか。坂上優一)俺が勉強をさぼってたからだ。
坂上実優)私たち…。付き合ってる意味あるのかな?
坂上優一)おれたち…。付き合ってる意味あるのか?
坂上優一)実優、落ち着いて聞いてくれ。
坂上実優)…。何?
坂上優一)お前は最近同学年の風斬白と付き合ってるという噂を聞いた。どうなんだ?
坂上実優)…。
坂上優一)最近遊べてなかったのは悪かった。正直に言ってくれ…。
坂上実優)…よく分かったね。
坂上優一)やはり…。そうだったのか。
坂上実優)私、寂しかったの。君と遊びたかったけど君は私を相手にしてくれなかった。最終的に私はスポーツ万能の風斬白に恋しちゃった。
坂上優一)もう…。付き合ってても仕方ないよね。
「別れようか。」
坂上優一)あれから1ヶ月後、おれは誰とも付き合わず過ごしている。
「ずっと一緒だよと~揃いで買った指輪~あの頃と変わらず~輝いてた~」
坂上優一)…。
優一は外していた指輪を見つめた。
坂上優一)ほんとこの曲は…言葉では言い表せないな。
指輪は優一の気持ちを知ってか知らずか、輝いた。
終わり