前回のあらすじ
誠也を唯一救う力を持つカシスの花を探しに冥たちはでかける。そしてそれを得るために誠也そっくりの影と戦うことに。なんとか勝利をおさめたのだが…。
影野冥)はあ…。はあ…。どうなってるの、カシスの花は!?亮仁は!?
冥は軽くパニック症状を起こしている。
坂上優一)…。亮仁はもう、諦めた方がいいかもしれない。
亮仁の体はとても冷たくなっていた。ふと、亮仁の体の上に涙が一滴落ちた。
風斬白)オレたちにもっと力があれば…。亮仁はこんなことにならずに済んだのに…。ちくしょう。
亮仁の上で泣き崩れる白の肩に、実優の手が乗る。
坂上実優)辛い気持ちは私だってよく分かるよ。でも、今はやくカシスの花を見つけないと、さらに君にとっては親愛なる人を失うことになるよ。
風斬白)……おう。
白は涙を拭い、立ち上がる。
風斬白)カシスの花を探そう。二度と仲間を失わないために。
いつの間にか洞窟の奥の方にまで道ができていた。白たちは先に進んだ。
風斬白)なんだここ?見た感じ部屋みたいだが。
洞窟の奥にあったのはとある一室だった。壁はとても朽ちているが、ベッドやタンスがあったり、洗濯物がほされていたりと、生々しい生活感に満ち溢れていた。
坂上優一)誰かが昔ここに住んでいたと考えるのが妥当かもね。
冥と実優は部屋を捜索した。すると、あるものを発見した。
影野冥)ねえ、こんなところに日記があるよ。
冥はそういうと日記を開いた。
1998年 5月 3日
無茶な依頼だよ。なんだ、万能薬を作れって。錬金術なんてそんな簡単なものじゃないんだよ。
影野冥)ふむふむ、ここに住んでいた人の日記っぽいね。
冥は読み進めていった。
2003年 9月 21日
私はあることに気づいた。花の蜜は錬金すれば万能薬にすることがづきる。しかし、私ももう疲れてきた。もうすぐ私は死ぬかもしれない。
影野冥)…。
この日記にでてくる錬金術者はとても苦労してると冥は読み取った。
2004年 11月28日
いよいよ完成させた。カシスの花だ。そして完成したと同時に私は力つきた。
冥は驚き、日記のあとのページを読む。しかし、これ以降は何もかかれてなかった。
2019年 11月 7日
新しいお客様が来た。
影野冥)!
冥はびっくりした。今日なのだから。そして冥たちの後ろにいる。そう、錬金術者が。
続く