荒谷誠也)能力値も最低…。かえん斬りすら使えない…。くそ、どうすれば…。
楠本岼子)…!
岼子は甲冑の隙間を見つけた。
楠本岼子)(今ならいける…!)今だ!

岼子は間一髪脱出した。
荒谷誠也)ナイス!よくダッシュで脱出できたな!
楠本岼子)こんなとこでくだらんギャグかますな…。それより…。
甲冑が岼子を追う。
楠本岼子)甲冑たちが追ってきてる!はやく逃げるぞ!
誠也はその声につられ、岼子と共に甲冑と逆方向に必死に走った。
荒谷誠也)あ、岼子!階段だ!
誠也は階段を見つける。
楠本岼子)よし、とりあえず登れ!
階段の段数は多く、途中で誠也たちはエネルギーを切らした。
荒谷誠也)はあ…はあ…。とりあえず撒いたみたいだな。
楠本岼子)にしても、この空間は一体なんなんだ?第一夜に忍びこんだからって、異形の地になってるなんて普通ないだろ…。
荒谷誠也)なぜこんなことになっているかはわからない。しかし、とりあえず今は自分以外の人間を探さないか?夜に興味本意ではいってるのは俺らだけではないはず。だから、もしかしたら人がいるかもしれない。
楠本岼子)…たしかにな。
荒谷誠也)…。
楠本岼子)誠也?どうかしたか?
岼子は誠也の顔を訝しく見る。
荒谷誠也)…ああ、少し知人のことを思いだしてな。
楠本岼子)あ、ああ…。
荒谷誠也)ほら、ようやく階段終わったぞ。
すると突如、誠也たちを謎の光が包みこむ。
荒谷誠也)う、うわああああああああ!
楠本岼子)うああああああああああ…!
気がつくと誠也たちはとある部屋にいた。それにモノクロ色はなくなっていた。そして誠也たちはあるものを見つけた。
荒谷誠也)な、なんだこれ?

楠本岼子)うお、ゴーレムの彫刻か、これ。
誠也と岼子の前には、ゴーレムの彫刻が壁にかかっていた。
荒谷誠也)すごいリアルだなこれ。
楠本岼子)ああ、今にも動きだしそう…。
ゴトゴト…。
荒谷誠也)!
ゴトン!

荒谷誠也)う、うわあ!
楠本岼子)…!
なんと彫刻のゴーレムが動きだしてきた。
荒谷誠也)す、すげえ!動く彫刻なんてみたことない!
楠本岼子)んなわけないだろ!くそ、どうすれば…。
続く