優一は箱を連打した。
坂上優一)500年前…セット!
すると優一は箱を落とした。
坂上優一)あ、まずい。
優一の睨んだ通り、一部だけが500年前の世界に行ってしまった。
風斬白)いてて…。ここは…。
白はあたりを見渡す。
風斬白)え、もしかしてオレ一人…?
細井咲)私もいますよ…。
風斬白)あ、咲。
細井咲)いきなり下の名前で呼ばれるんですね…。
風斬白)え、だめ?
細井咲)あはは、別に構いませんよ…。
風斬白)オレたち以外に誰もいないのかな。
細井咲)はい、探しては見たけど誰もいませんでした…。
坂上優一)ちょ、白とあの女は!?
影野冥)消えた…ね。あの二人だけ500年前に行ってしまったんじゃない?
坂上優一)はやく追わないと!と言いたいところだけど。
坂上実優)ま、まさか…。
坂上優一)あの箱がない!
影野冥)え、じゃあ白のとこいけないじゃん!
坂上優一)ああ…。今のおれたちにはどうしようもない。あいつらがなんとかしてくれるのを待つしかない。
風斬白)メノシロ草だっけ、どこにあるか知ってるのか?
細井咲)はい、どこかというのは分かりませんが、生息している地域の名前なら知ってます。
風斬白)ほう、どこだ?
細井咲)ミモリー平野っていうところにあるんです。ここって…洞窟ですね。もしかしたら、私が住む前の空洞だった頃の状態かも…。
風斬白)なるほどな。
細井咲)もしそれなら、行き方を知ってます。
風斬白)おー、それは頼もしい。
細井咲)えっと、まずこの洞窟からでたら山の見える方向に行きます。とりあえずはそこまでやりましょう。
風斬白)分かった。
白と咲は洞窟の出口を探すことにした。
風斬白)おそらく、構造は現代とかわってないんだよな。
細井咲)はい、多分…。
風斬白)おけ。ていうか、なんか日記書いてたよね。
細井咲)あ、はい…。
風斬白)オレがちょうどきたとき、お客が来たみたいなこと書いてたけど、あれなんでだろうね。
細井咲)え、更新されてたの?
風斬白)おう。
細井咲)…。なんでだろう、意識がないうちに書いたのかしら。
風斬白)ちょ、咲、上!
細井咲)え?きゃ!
白たちの頭上から岩石が降ってきている。
風斬白)おそらくルートは…。咲!ついてこい!
白は咲の腕を掴み、無我夢中で走った。
風斬白)はあ、はあ、はあ…。あ、あれ?
細井咲)ここは…出口?
風斬白)でれたみたいだな!
細井咲)そ、そうだね。よかった…。
二人は安堵した。
細井咲)ありがとう、あなたのおかげで助かった…。
咲は優しく微笑んだ。白は少し惹かれた。
風斬白)山の方に向かって歩けばいいんだっけ。
細井咲)そうだね、うん。
風斬白)いこう。
白と咲は山の方に向かって歩きだした。
細井咲)山への道のりの途中で、ミモリー平野があるはず…。だからまずはそこを目指そう。
風斬白)おう。
歩くこと10分
風斬白)お、なんかそれっぽいのある。
細井咲)ここかも…。探してみよう。
風斬白)お前っておとなしいよな。
細井咲)え…そう?
風斬白)オレの知り合いって騒がしいのばっかでさ、お前みたいな静かなのとこうしてるのもけっこう珍しいんだ。
細井咲)そうなんだ…。
風斬白)よし、メノシロ草探すか。
続く