細井咲)…………あ、あれ?
咲は自分が死んでいないことに気づいた。そしてまわりを見渡す。
風斬白)よ、よかった…。
白は咲をギリギリのところでキャッチして助けていた。あと一歩遅ければ、無事では済まなかったはずだ。
細井咲)し、白くん…!助けてくれたの…?
風斬白)ああ、危なかったぞ…。
細井咲)本当に…本当にありがとう。
咲は白に満面の笑みを送った。また白は惹かれた。
影野冥)大丈夫ー!?
冥たちもおいついたようだ。
坂上実優)白、ナイスプレー!
坂上優一)ほんとにごめん…。おれのせいで三途の川渡らせて…。
細井咲)いえいえー。こうして花も手に入ったことですし、一件落着ですよ。こうして入手のチャンスを得られたのもあなたのお陰です。
坂上優一)あ、ああ…。(すごいいい子だな…。)
風斬白)一旦現代に戻ろう。
白たちは現代に戻り、咲が暮らしていた部屋に戻った。
細井咲)それでは、今から少し錬金しますので、待っててください。
咲は錬金釜の前に立ち、錬金を開始した。
風斬白)…なあ、師匠。
坂上優一)うん?
風斬白)オレが弟子になったときからコツコツためてた小遣い、今くれないか?
坂上優一)え、今?いいけど。
細井咲)みなさんお待たせしましたー。こちらがカシスの花です。
咲は白にカシスの花を渡した。
風斬白)サンキュ!よし、誠也のところにいくぞ!
影野冥)咲さんも一緒にきてくれるかな。
細井咲)あ、はい。
カシスの花を手に入れた一行は、その日は休んで次の日誠也のところにいくことにした。
荒谷誠也)…ん?この足音は…。
風斬白)きたぞきたぞ帰ってきたぞ!
医者)カ、カシスの花は…?
白はカシスの花を渡した。
医者)本当に調達してくるとは…。
医者はカシスの花から蜜を絞り、誠也に飲ませた。
荒谷誠也)……。
誠也は途端に顔色がよくなった。
荒谷誠也)おお、元気が戻ってきた!
誠也は体調がよくなり、ベッドから起きた。
荒谷誠也)本当にありがとう!カシスの花はどうやって…。
風斬白)こいつだよ。
咲が誠也の前にでた。
荒谷誠也)き、君は?
細井咲)はじめまして。細井咲と申します。錬金術者として働いておりまして、素材はこの方たちに集めていただき、カシスの花を作らさせていただきました。
荒谷誠也)ああ、君が作ってくれたのか、ありがとう。
風斬白)んで、お前らにはもう一つ知らせがあるんだ。
影野冥)ん?
風斬白)実は…。
風斬白)オレたち、結婚します!
細井咲)私たち、結婚します!
荒谷誠也)えまって。
影野冥)登場してからずっと独身で…。
坂上優一)一匹狼だった白が…。
坂上実優)結婚するって!?
風斬白)おう、昨日プロポーズしてな。
細井咲)OKしちゃいましたー。
ーーーー
白は一人、小遣いで指輪を買いにいった。
風斬白)すみません、結婚指輪ください!
白はありったけの小遣いを払い、結婚指輪を買った。そして、皆が寝静まった夜に咲に洞窟の外に来るように連絡しておいた。
風斬白)…。お、咲ー。
白は咲を呼ぶ。
細井咲)あ、白くん。あの、伝えたいことって…?
風斬白)…。
白はブライダルリングケースを開け、中の指輪を咲の方にかかげた。
風斬白)出会ったときからあなたのことが好きでした!オレにはあなたしかいません!オレと結婚してください!
白は必死に告白した。
細井咲)し、白くん…。
咲はかなり困惑していた。そして…
細井咲)…はい!喜んで!
咲は指輪をとり、左手の薬指につけた。
風斬白)…!本当にいいのか!?
細井咲)うん!白くんとなら…。私、やっていけると思う!
風斬白)さ、咲…!いよっしゃあああ!
白と咲は互いに抱き合った。
ーーーー
風斬白)っていうことがあってな。というわけでオレも今日で独身卒業だ!
坂上優一)あのときおれに小遣いを要求してきたのはこのためだったんだね…。
荒谷誠也)白の相手はキレイでおしとやかな人かー。にしても、白もついに結婚か…。おめでとう!
細井咲)うふふ、白くんの友達って、とてもいい人ばかりだね。
風斬白)だろ?お前も今日から仲間入りだ!
こうして誠也たちのもとに、新しい仲間、及び白の嫁が加わったのだった。その日は誠也の家で宴をした。
荒谷誠也)お前ら、明日からまた1000年後の世界いかないといけないぞ。
影野冥)あーでも、今日くらいはっちゃけようよ。
荒谷誠也)それもそうだな!
その日は、とても賑やかに幕を閉じたのだった。
続く