私たちはシロに復讐するために、あらゆる知り合いを集め、サキちゃんを中心に作戦をたてた。
サキ)メイちゃんは…して、セイヤくんは…。あと、ミハルちゃんは…。あと、ショウタくんは…。それと…。あと、私の夫にも相談してみるね。
メイ)おけい。
セイヤ)よし、いよいよ作戦実行だな!
そして翌日
シロ)あーあ、今日仕事休みだから暇だな、何しよっかな。
クロ)ねね、シロだよね!
シロ)え、誰…?
クロ)オレ?忘れたの?クロだよ!シロの弟の!
シロ)え、いや、オレ兄弟なんていないぞ?
クロ)ああそうか、お兄ちゃんは知らないのか…。オレね、シロが物心つく前に家出したの。親といろいろあったから、親がオレのことを話そうとしないのも無理ないな。
シロ)…ほんとに弟なのか?
もちろんこの話はまったくデマ!クロは私の同僚!こうやってるのも作戦のうち。よし、私の出番だ…。
メイ)あ、シロじゃん!
シロ)ん、メイ。
クロ)ねね、今何してるの?
シロ)え、今普通に買い物でも…。
メイ)え…シロ、誰と話してるの?
シロ)え、誰って、ほらここに…。
メイ)…え、私視力いいけど何も見えないよ?
シロ)え、なんで…?
そう、クロの設定は生き霊!シロ以外に見えないっていう設定!これでまずは気を弱くしてやるんだ…。
メイ)それより、今暇ー?
シロ)え、ま、まあ。
メイ)今からカフェで喋らない?ここであったのも何かの縁だし。
シロ)え、いいけど。
メイ)よーし、じゃあいこう!
私はこうしてシロ(とクロ)をカフェにつれこんだ。
メイ)ここに座ろ。
シロ)お、おう。
ショウタ)いらっしゃいませー。
ショウタくんは私の高校時代の同級生!シロは多分彼のこと覚えてないだろうな…。ショウタくんとシロはほとんど関わってなかったしな…。ショウタくんはここのカフェで仕事をしてるときいたから、今回打ち合わせしたんだ。
ショウタ)はい、お水です。
そういってショウタくんは水をだした。
メイ)ありがとうございますー。
シロ)あれ、3人なのですが…。
ショウタ)え、お客様とそちらの方(メイ)しかいらっしゃいませんが…。
メイ)シロ、大丈夫?
シロ)あ、はい、じゃあ結構です…。
ショウタ)そうですか、それではメニューが決まりましたらどうぞお呼びください。
メイ)…あの、シロ、さっきからどうしたの?
シロ)…。実は…。
そういってシロは私に起こったことを話してきた。だめだ、笑いそう…。こんな真剣に…。ていうか本気で自分しか見えてないと思ってるのかな?笑
メイ)そうなの?それは大変だね…。
クロ)ねえねえシロ、今晩から泊めてよ!一人暮らしなんでしょ今!
シロ)なんだよ今晩からって!
ミハル)え、あの人なに…?すごい一人で喋ってない…?
ミハルちゃんは私の中学の同級生!こういうの好きなタイプだから率先して協力してくれた!彼女にはカフェの客になってもらってるんだ。
シロ)え、見えてないの…?
メイ)まあ無理もないね、私にも見えないもの…。
シロ)…それより、何か注文しないと。
メイ)私タピオカミルクティーにするね。
シロ)オレは普通にジンジャーエールかな…。
クロ)オレはミックスジュース飲みたい!
シロ)お前飲み物飲むの?
ミハル)また見えない何かに喋ってる…。
メイ)とりあえず店員呼ぶね、カモン店員さん!
ショウタ)はいはい、ご注文承ります。
メイ)タピオカミルクティーお願いします!
シロ)ジンジャーエールで。あと、ミックスジュースもお願いします。
メイ)ええ、シロ2杯も飲むの?
シロ)いや、これは…。
メイ)あー、君にだけ見えてる生き霊って奴の分だね!
ミハル)え、あの人何か見えてるの?大丈夫?
シロ)…。
ショウタ)お待たせしました、ご注文の品です。ごゆっくりどうぞ。
ショウタくんが飲み物を置いていく。そしてミックスジュースをショウタくんが置いたら、
クロ)おっと手が!
クロはミックスジュースをシロの方にこぼした。
メイ)え、ミックスジュースが倒れた…?
ショウタ)あれ、今ミックスジュースが勝手にこぼれた…?
クロ)あっはっは、ごめんごめん兄ちゃん。
シロ)ごめんじゃねえよクロ!お前どういうつもりだよ!この服高かったんだぞ!お前クリーニング代だせるのか!?
ミハル)え、誰かに怒ってるの…?
メイ)し、シロ、落ち着いて!その見えない誰かさんにやられたんだね!うん!
シロ)(やっぱりオレ以外には…。どうなってんだ一体…!?)
続く