後日、予定の時間に私はシロとカフェの前で会った。
メイ)あ、シロ、こっちー。
シロ)あ、メイ。よお。
ショウタ)いらっしゃいませー。おや、カップルかな。
メイ)違います!
シロ)違います!
ショウタ)のわりには息ピッタリ…。はい、水です。
メイ)さて、シロ。本題に入ろうか。
私は先日起こったことを一つ残らず全て話した。
シロ)ええ、それ本当か?
メイ)本当だよ。いくらなんでも偶然とは思えないよ。サキとセイヤが私たちに別れを申しでてくるタイミングが合致しすぎている。
シロ)うーん、不可解な点がどうも多いんだよな。
そう、この二人の別れたことに関して、どうも曖昧な部分が多い。まず、二人が同日に別れた理由。まあ普通に考えたらサキとセイヤが付き合うためなんだけど!でも、もしかしたら…いや、ないない!次に、シロが彼の妹と歩いている写真をなぜわざわざ私の端末からサキに送らせたか…。なんでだろう、本当に理由が分からない。
テレレッテレレッテッテレレレレー
メイ)あ、電話だ。ちょっと待って。
シロ)ほい。
私はカフェの外にでて、電話を確認した。
メイ)え、サキ?
なんと電話相手はサキだった!私はすぐさま出た。
メイ)も、もしもし。
サキ)あ、メイちゃん…。
メイ)サキ?どうしたの?浮かない声して…。
サキ)メイちゃん、助けて…。
メイ)え、なに!?何があったの!?
サキ)セイヤくんに毎日つけられていて…。携帯から彼の着信の嵐で…。たしかセイヤくんってメイちゃんの彼氏だったよね…。
あいつ、やっぱりサキを狙ってやがったのか…!あ、喋ってるのメイだよ!やっぱりあの二人付き合うつもり…ん?待て、サキはセイヤのことを嫌がっている…?
メイ)あ、あの、サキ、君がセイヤと付き合うつもりは…?
サキ)そ、そんなのないよ…。この前浮気されたばっかだから、しばらくは恋愛する気にもなれない…。
サキ、ひょっとして潔白?まあたしかに普段まじめだし、浮気するような人柄ではなさそうだしなあ…。
メイ)サキ、前私が送ったことになってる写真あったよね。シロが女と歩いてるとこ。
サキ)あ、うん。
メイ)あれ、私には送った覚えがないんだ。
サキ)え、そうなの…?
メイ)うん、きっと私以外の人が私が送ったことにしてるんだと思うよ。
サキ)…そうなんだ。
メイ)そしておそらくその犯人は…。
サキ)…ま、まさか…。
メイ)セイヤならやりかねない。私のスマホを触る機会を持っているからね。待って想像するだけで嫌なんだけど!とりあえず、私の方からセイヤに連絡してみるから、また何か分かったら連絡する。
サキ)うん、ありがとう。
俺はセイヤ。今ある同級生を狙っている。誰か?サキって奴だ。この前シロの家に遊びに行ったときに会ったんだ。あのおしとやかで優しそうな雰囲気、まさしく俺の彼女に相応しいと思ったのさ。なんとか彼女にするべく、俺は作戦をたてた。
まず、あの二人を別れさせないと始まらない。どうすればいいかな…。そう思いながらそこら辺のショッピングモールをぶらぶらしていた。すると…。
シロ)お、セイヤじゃん。
セイヤ)あ、シロ。
俺は奇しくもシロに会った。
セイヤ)え、お前と一緒にいるその女は?
シロ)ああ、オレの妹。
ミハル)こんにちはー。
ここで俺はひらめいた。この人とシロが兄妹なのを知っているのは俺だけ。
セイヤ)なあなあ、写真撮りたくない?
シロ)え、いや、別に…。
セイヤ)まあまあ、これも何かの縁と思って!
ミハル)まあまあ、いいんじゃない?
シロ)…やだなあ。
セイヤ)よーしいくぞ。はい、チーズ!
無論これは道具!この写真をサキの方に送りつけてシロとサキを別れさせてやるのさ!あとは俺があいつを口説くだけ…。
セイヤ)よし、あとはこの写真をサキに送るだけだが…。
俺は思った。変に俺から直接送って、その後日にいきなり告っても怪しまれるかもしれんな…。
セイヤ)…そういえば今日メイはサークルの飲み会でいないんだっけ。
俺は机の方を見た。
セイヤ)お、あれは…。
メイはスマホを忘れていた。
セイヤ)これは天の導き…。
俺はメイのスマホに写真を送り、メイというアカウントからサキに写真を送った。
セイヤ)ねえ、これシロの浮気相手じゃない…?と…。
まあこんなこと男の俺が送りたくはないが。
そして俺は1日置いた。
セイヤ)もしもし、サキ?
サキ)あ、セイヤくん…。
お、サキの気分が浮いてないな。まあいつもおとなしいっていえばそうだが。
セイヤ)どうしたんだ、そんな浮かない声して。
続く