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せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

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せいやの冒険日誌

2020-03-28 22:48:10.0 テーマ:その他

[新キックオフ]第3話  個性爆発

メイ)審判するね。それでは、試合始めるよー。

セイヤ)シロ、リョウト、俺たちは攻守優れたバランス型だ。敵の弱点を探しながら、上手く立ち回っていこう。

シロ)おう、端の方でオレにボール回してくれたらトライしてやるぜ。

リョウト)最後まで来られたら俺がなんとか止めるようがんばるが…。お前たちもタックルを頑張ってくれ。



クロ)敵はこれといった特徴持ちがいない。オレが十分独走を狙える相手だ。

マサユキ)まあ時間稼ぎしたいときは俺がぶつかるとしよう。

ショウタ)一番適した攻め方を考えてみる。私が指示したときはそう動いてほしい。



メイ)よし、スタート!

リョウトのハイキックで試合スタート。

マサユキ)よし、俺がとるとしよう。

マサユキがキャッチする。

ショウタ)一回突っ込んで。

マサユキがシロにぶち当たる。

シロ)うぐ、つええ…。

シロは必死にタックルをする。マサユキは少し距離を稼いで倒れた。

ショウタ)クロ、一気に抜けてしまえ!

ショウタはボールをクロに回す。

クロ)さあオレを止められるかな?

クロは走りだす。

シロ)…うお、すげえステップ…!

シロはクロにタックルするが、クロはかわした。

セイヤ)抜かせるものか…!

セイヤもタックルするが、クロはステップで華麗にかわす。

セイヤ)くそ、素早い…!

リョウト)…来い!

リョウトはクロにタックルをする。リョウトはしっかりクロの足をホールドした。

クロ)くそ…!

ステップは鋭いがフィジカルが弱いクロ。当然足の自由を奪われては動けず、そのまま倒れた。

ショウタ)マサユキ、トライゾーンまであとわずかだからなんとか強行突破してくれ!

ショウタはマサユキにボールを回す。

セイヤ)皆で止めろ!

セイヤはシロやリョウトと一緒にマサユキを押し返す。

マサユキ)くそ、さすがに分が悪い…。

マサユキは少し押し戻されて倒れた。

ショウタ)クロ、一気に抜けるかい。

ショウタはクロにボールを回す。

セイヤ)まずい、皆でかかれ!

セイヤとシロとリョウトは全員でクロを止めにかかる。

ショウタ)よし、想定通り!クロ、回せ!

なんとショウタはクロに3人が固まることを読み、自分が外側にまわって十分なスペースを確保し、トライするという作戦をたててきたのだ。

クロ)ほらよ!

ショウタはボールを受けとり走る。さすがに誰も間に合わず、ショウタはトライに成功した。

ショウタ)よーし先制。

クロ)この調子でトライもっととってやろうぜ。

セイヤ)くそ、どうしようか。

リョウト)守り続けていれば必ずチャンスは来る。それまで粘るんだ。



リョウトのキックオフ。

クロ)あーオレだね。

クロがボールをキャッチする。

クロ)よーし…ってうおっと!?

クロはステップを踏もうとした衝動で転び、それと同時にボールを前に落としてしまった。ノックオン、つまり反則である。これに限ったことではないが、ラグビーではボールを前に出すと基本的に反則になる。故意に前に出していいのはキックの場合のみである。

メイ)ノックオン!本来ここからスクラムっていうもので試合再開するんだけど、この人数じゃ無理だからセイヤのチームがボールをタップキック(軽く蹴り上げてキャッチすること)して再開にしよう。

リョウト)セイヤ、一回当たれる?

リョウトはセイヤにボールを投げる。

セイヤ)よし。

セイヤはクロに当たる。

クロ)いってえな!

クロはセイヤの足を持ち上げてかちあげた。

セイヤ)うお、こいつ…!

クロはセイヤを数メートル押し戻して倒した。

リョウト)…。

リョウトはシロにボールを投げる

リョウト)と思ったか!

ふりをし、自ら敵に当たりに行った。

ショウタ)く、不意をついてきたか…。

ショウタはなんとかリョウトを倒す。

リョウト)シロ!

リョウトはとっさにシロにオフロードパス(タックルをくらって倒れている最中にパスすること。上手くできればチャンスが広がる。)をした。

シロ)よっしゃ、おらあああ!

シロは端の方で全速力で走りだす。

ショウタ)ちょっと待て速すぎない!?

クロ)くっそ、追い付かねえ!

シロのスピードに二人は追い付けず、シロはどんどん二人を引き離した。唯一後ろに回っていたマサユキがシロを捉えた。

マサユキ)スピードがあっても目の前の相手を抜けられないと意味ないぞ!

マサユキはシロにタックルにはいる。

シロ)うぐ…。

シロは倒された。

リョウト)トライゾーンまでだいぶ近づいている、チャンスだ!
                                 続く
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