せいやの冒険日誌

リョウト)そうだ、クロってどんくらいステップ踏めるようになったんだ。

クロ)お、気になる？

シロ)よし、次ボールクロに回して、ステップ魅せてもらおうぜ。

クロ)よかろう。



ヒュウのキックオフで試合再開。奇しくもボールはクロの方に飛んでいった。

クロ)よーし、いくぜ！

クロVSバスターズ

まずカンタがクロを捉えた。そしてカンタがクロにタックルを構える。クロはカンタの前で、超高速でステップを踏みだした。

カンタ)な、なんだ？…ってあれ！？

セイヤ)って、クロもう抜けてんじゃん！

クロはキレのあるステップでカンタをなんなく抜いた。そしてヒュウがクロにタックルするが、これもクロは素早く左に大きく踏み込み、右に走るというよくあるステップを踏む。

ヒュウ)ああ、キレッキレのせいでよくあるステップでさえ追えない…。

しかしそんなよくあるステップも追えないほどキレッキレなのがクロ。ヒュウもクロを止められなかった。

クロ)さあ、最後にレイジ…。

レイジはクロの前で構える。

クロ)よっしゃ、オレの必殺技を見せてやる。

クロは立ち止まり、高速で動きだした。

セイヤ)あ、あれは…。

シロ)く、クロが３人！？

クロは超高速で動き、自分の分身を２体作りだし、バラッバラの方に走りだした。

レイジ)こ、こいつか！

レイジはクロの１匹にタックルする。しかしレイジのタックルはクロを貫通した。

レイジ)あれ…。

レイジの遠くを本物のクロが走っていった。そして…

クロ)そりゃー！

クロはトライした。

クロ)よっしゃトライ！ちなみに新キックオフでオレがトライしたの今回がはじめてだよ！

ミハル)試合終了！

セイヤ)あの審判、今さらですがここでの戦いって、一試合何分ですか？

ミハル)ああ、一試合４０分一本ですよ。

セイヤ)分かりました。



サキ)みんな、おつかれさまー。私も観戦してたけど、とっても良かったよ。

シロ)ははは、それより、これってトーナメント式だっけ。

サキ)そうだよ。

シロ)じゃあ必然的に次の相手は強くなるってことだな。

リョウト)次の相手は…。
                                 続く