サキ)う…!あああ…!
突然気分がおかしくなりました。いったい何が…!?
サキ)うあああ…!この…!
私は机の上のバトエンを落としました。気分が落ち着かない…!
サキ)なに、この気分は…!?くそ、さっきまでのは一体…!?
そのとき、私は思いました。
「また、あの薬が欲しい。」
プルルルルル
サキ)も、もしもし、メイちゃん!?
メイ)あーサキ、どうかしたー?
サキ)あ、あの薬…!ないの…!?
メイ)あーあれ?
サキ)あれが…欲しい…。
メイ)ああいいよ。けど、ちょっと入手するのが困難なものだから、ちょっと高いけど、いいかい?
サキ)いいよ!とにかくあの薬を!
こうして私は、セイヤくんがいる間は薬物で冷静さを保ち、いない間にメイちゃんと会って、とにかく薬物を買いました。
メイ)10万円。
サキ)え、でもお金が…。あ、でも…。
…メイが要求してくるお金の額は日に日に多くなっていった。それでも…私は買い続けた。最終的に私が夫と結婚してコツコツためてた貯金だって、使ってしまった。だって…そうするしかないじゃない…!?あれしかワタシの心を満たしてくれないもの…!薬物が欲しい…!薬物が欲しい…!ワタシを満たしてくれるのはあれだけなの…!
ある日…
セイヤ)おいサキ!
サキ)どうしたのー?
セイヤ)貯金が全然なかったぞ!どういうことだ!
サキ)え…。
セイヤ)考えてみたら変だよ!なんか最近機嫌いいと思ったら…。
…ばれた。ついにばれてしまった。…いいじゃない。あなたはワタシを満たしてくれるの?毎日働くだけ働いて、なにもワタシを満たしてくれやしない。ワタシを満たしてくれるのは…。あの薬だけナのよ…!
サキ)う…!まずい…!
続く