シロ)あー、ここどこ?
転送されたシロは、セイヤと同じく人を探していた。
シロ)誰かいねえかな…。
「やあ。」
シロ)だ、誰だ!
シロが振り返ると、ある男がいた。
シロ)(な、なんだこいつ…。男だけど、口紅を塗っている…?)
ショウタ)私はショウタ。とある酒場で副店長をつとめている。
シロ)(しかも一人称私だよ!なんか危険な香りする!)
ショウタ)君は?
シロ)え、オレ?オレはシロ。
ショウタ)ほう。そうか。
シロ)早速だが、戦うか?
ショウタ)いいだろう。
シロとショウタは互いに武器を持った。
ショウタ)まずは私のターンだ。
ショウタはボディーガードを呼んだ。屈強な男がショウタの前に立ちはだかる。
シロ)なるほど、そうくるか。では、オレは…。
シロは風斬りの舞をし、自分にバイキルトをかけた。
ショウタ)さあ…耐えられるかな?
ショウタは呪文を詠唱し始めた。
ショウタ)バギムーチョ!
シロをすさまじい竜巻が襲った。
シロ)ぐ…!
シロはかなりのダメージを負った。
シロ)やるな。しかし、こんどはオレの攻撃だ。
シロはショウタにライガークラッシュを放った。
ショウタ)ボディーガードを貫かない限り、私にダメージは与えられんぞ。
シロ)おらあ!
シロはボディーガードを倒し、残った段数分ショウタにもダメージを与えた。
ショウタ)なかなかやるな。だが、こっちも負けていないぞ…。
二人の戦闘は長引いた。
シロ)くそ、そろそろまずい…!
ショウタ)そろそろ仕上げといくか。
とその時。
シロ)ぐは!
シロの胸を一発の弾丸が貫いた。シロは出血を起こし、死んだ。
ショウタ)!?
ショウタは弾丸の出所先を見る。すると、上の方に銃を持った男がいた。
「弱らせてくれたおかげで簡単に倒せたぜ。ありがとよ。」
ショウタ)お、お前は…!
「…おれか?いいだろう、おれの名前は…。ユウキだ。」
男はそういうと、颯爽と姿を消した。
ショウタ)ユウキか…。油断ならないな。
ショウタはその場を後にした。
続く