セイヤ)すごい辛い料理ある、ザスパイスだよ。
メイ)えー、私辛いもの無理なんだけど。
セイヤ)辛くない料理もあるから大丈夫だって。
シロ)ならいくか。
こうして私たちは、セイヤに半ば強引につれていかされた。
セイヤ)これこれ、アストルティアで最も辛い食べ物といわれている、激辛カレー。
メイ)ルー赤いけど大丈夫?
サキ)わあ、香りもきつい…。
シロ)一応オレもセイヤと同じやつ頼んだぜ。
サキ)大丈夫なの…!?
セイヤ)さて、いただきまーす。
セイヤは見るからに辛そうなカレーを、口にいれた。
セイヤ)…まったく辛くねえ。
シロ)よし、食ってみよう。
シロも口にいれる。
シロ)…ああああああああああああ!
メイ)ちょ、大丈夫!?
シロ)大丈夫なわけあるか!ああああ!
サキ)ほ、ほら、水!
サキはシロに水をあげた。…え、いや、水あげちゃだめ!
シロ)サンキュ!…あああああ余計辛くなった!
※辛いものを口に含んでいる時に水を飲むと、余計辛くなります。一瞬和らぎますが、すぐに更に辛味を増すので、危険です。飲むなら牛乳など、カプサイ細胞を解くものにしましょう。
セイヤ)よし、今からキラキラ大風車塔屋上から飛び降りてくるわ。
メイ)正気!?
セイヤ)いってきまーす。
メイ)あ、ちょ…。
セイヤは行ってしまった。大丈夫かな…。ていうか食事代は!?
セイヤ)…結構高いな。………。よし。
セイヤは屋上から、満をじして飛び降りた。え、キラキラ大風車塔に窓はない?すみません、高いところここしか思い付かなかったんです。
セイヤ)う…!…いや、まったく痛くねえ。
シロ)はあ、セイヤ大丈夫か?
サキ)無事ならいいけど…。
メイ)…。待って、大事なこと忘れてた。
シロ)ん?
メイ)あの薬…。1時間したら効果切れて、それまでの痛みが一気に来るんだ。
サキ)え…?
メイ)しかも、痛みを感じなくても、体本体はダメージを受けている。
シロ)え、じゃああんな高いところから落ちたセイヤは、足が…。
メイ)…。
そろそろ1時間経つね。
終わり