ユウキ)大丈夫だったか?
セイヤ)あ、ああ…。なんとか。
セイヤはユウキに救出されていた。
ユウキ)俺と契約しないか?
セイヤ)契約…だと?
ユウキ)そう。俺とお前でチーミング、つまり協力するんだ。悪い話ではないだろ?
セイヤ)け、けど…。
ユウキ)助けてやったんだぞ?断るなら生やすぞ。
セイヤ)なんだその脅し。分かったよ…。
ユウキ)一応逆らった時のために、時限爆弾セイヤの後ろにくっつけておいたが、必要なかったな。
セイヤ)俺の命をなんだと思ってる…?
サキ)はぁ、どうしようかな…。
セイヤ)おーい、サキー。
サキ)あ、セイヤくん。
セイヤはサキを手招きする。そう、これはセイヤとユウキの作戦である。
ユウキ)距離300メートル…。標準確定。いつでもOKだ。
セイヤ)ほら、サキ、こっちー。
サキ)あ、うん。
そういってサキはセイヤに近づく。その刹那、
セイヤ)おらっ!
サキ)きゃっ!
セイヤはサキにチャージタックルした。
サキ)な、何するの…?
シュッ
刹那、サキの頭を弾丸が貫いた。
サキ)あ…あ…。
サキはそのまま倒れた。
サキ)…下衆が。人間のド底辺め。
その言葉は刃となり、セイヤに襲いかかった。そして、サキは息絶えた。
セイヤ)もしもし。ターゲットの死亡を確認。どーぞ。
ユウキ)ご苦労。一旦帰ってこい。
ショウタ)君たち。どうやらユウキが、セイヤを救出したようだ。そして今彼等は、手を組んでいるようだ。
カズキ)チーミングですか。厄介ですね。
ベル)でも、全部斬っちゃえばよくない?
ショウタ)おそらく、二人で出来る作戦を立て、せめてくるだろう。用心しないと。
カズキ)セイヤさんは、生死のかかったバトエンで敗北しています。それを逃れている以上、優先的に始末しないといけませんね。
ベル)今だけは手を組もっか。
ショウタ)そうね。セイヤは何が何でも始末しないといけないしね。
カズキ)どのように始末するつもりで…?
ベル)埋める!!
ショウタ)生やすかな。
カズキ)物騒な響きですね…。
続く