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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

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せいやの冒険日誌

2021-01-23 21:52:05.0 テーマ:その他

[のんびり日記]二人の海デート(前編)

リウとルマは家で二人で遊んでいた。二人は今、ルマの部屋にいる。
「ルマ、見てよこの絵。」
リウは絵を描くのが好きなようだ。クレヨンでも色鉛筆でも、あらゆるものを使って、自分の世界を表現している。そして、自分の紙切れの中に創造した世界を、ルマに見せるのだ。
「お、見せてみろよ。」
今回描いたのは、風景画だった。病室の窓からでは見えなかった景色が、ルマの家の窓からは見える。逆も然りかも知れないが。美しく表現されている街の風景画は、ルマに一息の感動を与えた。
「やっぱさすがだな。上手いよ。」
字は綺麗とは言えないリウだが、絵はとても綺麗だった。綺麗というより、美しいという表現の方が正しいか。
「もっといろんな絵を描いてみたいな。」
リウは、独り言かどうか分からない声量かつ、ルマに言っているのかどうか分からないような曖昧な発言をした。ルマは、前半を前者、後半を後者と捉えた。
「綺麗な風景っていったら…。」
ルマは考え始めた。そして、すぐに解を思いついた。
「そうだ、海とかいいんじゃね。」
リウは、しぱらく硬直した。
「う、海…。」
「え、リウ、まさか知らない…。」
「わけないよ!バ、バカにしないで!」
こんな会話を見ていると疑えないが、これでも数日前までは、リウは声がまったく出ていなかった。それに、足すらも動いていない。そう考えると、ある意味で、器用な人間なのかも知れない。
「でも海…。たしかに綺麗かも。」
リウがボソッと呟く。ルマは、僅かに微笑んだ。
「よし、今から行くか!」
「え…?」
リウは耳を疑った。もともと悪くないはずの器官だが、誰しもこの発言には戸惑うだろう。
「ほら、リウ、準備するぞ!」
とルマは意気込んでいる。しかし、病院以外とは無縁のリウは、必要物など持っていない。
「えっと、何持っていけば…。」
リウはあたふたしている。
「あ、そうか。お前水着持ってないのか。うーんどうしよ。」
ルマもやっと気付き、悩みはじめた。
「ちゃんとおれたちが学校行ってるって設定なら、スク水使えるのに。」
「メタ発言しちゃダメ。」
「すまん。にしても、どうするか。」
ルマは、少し考えたあと、ある提案をした。
「そうだ、今から買ってくる?」
「え、でも、お金どうするの…?」
リウもルマも、そんなにお金は持っていないはず。
「まあ、盗ってきたらタダだろ。」
「いやダメだよ!何言ってるの…!?」
ルマは笑って、しばらく経った後、落ち着きを取り戻した。
「冗談はおいといて、買ってくる?」
「うーん、いいの?」
リウは、若干不安そうに尋ねる。実際、お金の関係で本当に買えるかどうか、まだ信憑性を得てないからだ。そんなリウに、ルマは軽く微笑んだ。
「おれの親に相談してみる。」
そういって、ルマは部屋を飛び出し、階段から降りていった。リウは、その後ろ姿を見ていた。
「ルマ…。」
リウは、その場に座った。しかし、ほどなくしてルマは帰ってきた。心なしか、少し笑っているように見えた。
「いいってよ。よかったな。」
リウは嬉しそうに笑った。ルマは、親からもらったのであろうお金を取りだした。
「まあ多分、こんだけあれば足りるはず。水着売ってるとこわかる?」
「えっと…。あ、うん。病院の窓から見えたあの白色の建物だよね。」
「ああ、分かるならいい。一人でいける?」
ルマの質問に、リウは頷いた。ルマも、いろいろと準備したいことがあるのだろう。ルマは、リウにお金を渡した。
「じゃ、気をつけてな。あ、親にお礼いっとけよ。」
部屋から出ていくリウの後ろ姿に、ルマは伝えたのだった。
                                 続く
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