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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

ライブカメラ画像

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せいやの冒険日誌

2021-02-01 22:59:18.0 テーマ:その他

[のんびり日記]二人の海デート(後編1)

そうこうしているうちに、浜辺が見えてきた。リウは、目を輝かせた。
「…あ、ちょ、リウ!?」
リウは、いつの間にかルマの手を離し、浜辺の方に小走りしていた。ルマは、そこに立ったままリウを見つめていた。
「…。」
リウは、しばらく小走りをしたあと、ルマの方を振り返った。そして、満面の笑みでルマを見つめ、片手で手を振った。ルマは、それを見ると、リウの方に小走りした。
「…え。」
ルマがリウに近づくと、リウはルマの手を掴んだ。そして、ルマのことなんて気にせず、ルマを引っ張って、浜辺の方に走っていった。
「ちょ、どこまで行くんだ…?」
「分かんない!」
リウは、とても楽しそうだった。走ることに夢を抱いていた少女が、その夢を親友と共に具現化している。なんてロマンチックな話だろうか。背景には海がある。シチュエーションも完璧だ。
「おっと!?」
「わあ…!」
突然、歩き心地が変わった。どうやら、アスファルトから砂浜に舞台が変わったようだ。ようやくリウは、走るのをやめた。息切れを起こしている。
「く、苦しい…。」
「安心しろ、ただ疲れてるだけだ。」
リウにとっては、疲れるという経験さえないのだ。二人は、更衣場を見つけた。
「よし、着替えてこよう。」
リウはそれをきき、ルマと一緒に更衣場へと向かった。




そして、二人は着替え終わった。ルマは海パン、リウはスク水。リウは、少し恥ずかしげな顔で、ルマを見つめていた。そんなルマに、リウは一声かけた。
「…いいじゃん、可愛いと思うよ。」
「え…!」
本心を、ルマは言った。リウは驚いたが、直後に満面の笑みを見せた。
「ほら、ルマ、こっちこっち。」
リウは、また走り出した。砂浜の方に向かって走り出した。
「はは、待てよー。」
ルマは、リウを追いかけた。だいぶ足を使い慣れてきたのか、リウのスピードも少しずつ速くなっていた。それでも、やはりルマの方がスピードは全然速いが。
「タッチ!」
そうこうしているうちに、ルマはリウをタッチした。リウは少しずつスピードを緩め、やがて止まった。疲れているが、とても楽しそうだった。
「ねえルマ、寝転がってみようよ。」
リウは、一人で砂浜に身を委ねた。とても気持ちよさそうだった。病室の…いや、家のベッドよりも寝心地がいいのかもしれない。リウは、前の花畑の時のように、ルマを見つめ、満面の笑みを見せた。そして、自分の隣を指さした。
「はは、分かったよ。」
ルマは、リウと隣に寝転がった。太陽に照らされながら、二人はしばらく倒れていた。二人とも、幸せそうだった。
「なんだか眠たくなってきちゃった。」
リウはうつらうつらしてきた。
「ほら、起きろ。」
ルマは、リウをとんとんし、眠気を覚ました。
「今から、海入るんだぞ。」
リウは、目を輝かせた。ルマは、持っていた浮き輪をリウに渡した。リウは、浮き輪を不思議そうに見ている。
「これを、自分の体につけてみろ。」
ルマに言われた通り、リウは浮き輪を体に通した。
「よし、そしたら海で溺れることはないぞ。海に入ってみろ。」
リウは、海に入った。
「つ、冷たい…!」
海の水は冷たいくせに、リウの体温を下げることには活発だ。浮き輪がリウを支え、海から落ちないようにサポートしている。リウはこの事象に、感動していた。
「ね、ねえ。」
リウは、ルマに話しかけた。
「ルマって、泳げるの?」
運動神経は良いであろうルマ。当然、リウから見たら、泳ぐことも造作なさそうに見える。
「何言ってんだ。」
ルマはそういうと、浮き輪を取りだした。
「え…。っていうかどこに隠してたの…?」
「おれも、水泳苦手なんだよ。」
リウは、親近感を覚えた。そして、笑ってルマに手招きした。ルマは浮き輪を身に付け、リウの方へ向かった。二人は、ぷかぷかと海に浮かんでいる。突然、ルマは水をかいて、海を進み始めた。
「ほら、リウもこいよ。」
「う、うん。」
水は冷たいが、リウは必死にルマの真似をし、ルマの後を追った。しばらくしてルマは止まり、リウの方を見つめ始めた。一生懸命に泳ぐリウの姿は、ルマをほっこりさせるものだ。そしてようやく、リウはルマに追い付いた。
「はは、おつかれさま。」
ルマは、リウに労いの言葉をかけた。リウは、寒さを感じなくなっていた。
「まだいてもいい?」
リウが、ルマに尋ねた。
「ああ、もちろん。」
ルマは返し、リウは嬉しそうに笑った。それから二人はしばらく海にぷかぷか浮いていた。
                                 続く
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