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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

ライブカメラ画像

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せいやの冒険日誌

2021-03-10 18:19:24.0 テーマ:その他

深夜少女

時計の針が、午前2時を刺した。一人の少女が、ベッドから身を乗り出した。眠れないのだろうか。目を擦りながら、隣で眠っている少年を起こさないよう、ゆっくり体を起こす。そして、立ち上がった。薄いピンク色のキャミソールパジャマに、薄い青色のズボンを纏っている。過去と、なんら変わりはない。ふらふらしながら、部屋の扉へと歩いていった。なにか用事でもあるのだろうか。

一段ずつ、下層へと降りていく。手摺(てすり)代わりに壁を抑えながら、転げ落ちないように、慎重に。足と口の動きは再生されたものの、現在は、目が機能していない。もちろん、目はいいし、一時的なものに過ぎないが。少女の体内時計が、秒針を刻むのと同時に、足を一つずつ降ろしていった。

道中、洗面台を見つけた。蛇口の側には、4つの歯ブラシ、歯みがき粉、そして、ミモザで作られた、小さくも大きいサイズの花瓶が置いてある。少女は、電気をつけ、花瓶の方を見つめた。あの花はないのだろうか。…あったとしても、縁起でもないか。そもそも、花瓶に守られている花の真意に触れることは可能なのか。そう考えると、ミモザを供えていることも縁起は良くない。子供に分かる解釈かどうかは、定かでないが。

小さなキッチンについた。ガラスで出来たグラスを、棚から取り出した。何かいれたいのだろうか。冷蔵庫から、水入れを取り出し、ゆっくりグラスに注ぎ始めた。満タンになるより少し早く、それをとめた。そのグラスに入った水が、少女の口の中へと入っていく。同時に、少女は、自身の視界に暗黒を映していた。真夜中故。まだ、眠気は覚めないようだ。うつらうつらしていると、今にも目が閉じそうだ。首を強くふり、迫りくる眠気を打破した。味気なくなったグラスを、すぐそばに置いて。

何を血迷ったのか。突然、少女は、洗面台へと歩いていった。そして、ガラスの瓶の水を、抜き始めた。こぼれ落ちる水を、ただただ眺めていた。そして、中に入っている花を、その手で掴んだ。掴みながら、瓶の水を更新する。一定までたまったところで、また少女は、花をいれた。また、表面までしか触れることが敵わないように。

一段一段、また、階段を登っていった。眠気はかなり飛んでいる。今後のことを考えると、不都合だろう。また、少女は眠りにつくのだ。さっきよりも、階段はスムーズに登れている。

ベッドに、再び、体を委ねた。隣で眠っている少年を起こさないよう、ゆっくりと、入っていった。そして、目を閉じていった。翌朝に備えて。
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