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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

ライブカメラ画像

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せいやの冒険日誌

2021-03-15 07:46:21.0 テーマ:その他

[呪校怪談]第6話  リウ先生の治療

「…。」
ルマは、右肩付近を抑えたまま、動かない。そんなルマを、リウは心配そうに見つめていた。
「…ルマ、大丈夫?」
「…大丈夫なわけないだろ。」
喋る余裕さえなさそうだが、ルマは、なんとか会話をする。そんなルマを見て、リウは、これ以上無駄口を叩くのをよそうと思った。そんな矢先、ルマからリウに話しかけた。
「…リウ、応急措置をしてくれないか。きっと、保健室で出来るはずだ…。」
リウは、それをきいて、頷いた。地図を見て、保健室の記されている部分を探した。
「…ルマ、いこっか。」
リウは、ルマの背中を補助しながら、ゆっくりと歩き始めた。
「…。」
ルマは、あたりを警戒しつつも、必要以上の会話は控えた。致命傷とまでは至らないが、男の方が、女より痛みを感じやすいのも関係していそうだ。そもそも、ナイフで体を裂かれておいて、痛くないわけがない。
「…ルマ、もうすぐつくからね。」
リウは、なんとかルマを、元気づけようとしているが、過ぎた情報だろう。この際、ルマにとっては、命が最優先事項なのだ。他の情報など、価値がない。そうこうしているうちに、どうやら保健室の前についたようだ。
「ルマ、借りるね。」
リウは、ルマから鍵の束を受け取り、さしこんでいった。そして扉を開け、中に入った。
「えっと…。あ。」
リウは、救急箱を見つけ、まず、ルマを近くの椅子に座らせた。そして、救急箱を取りにいった。救急箱を取った後、まずは消毒スプレーを取り出した。
「…痛いかも知れないけど、我慢してね。」
リウは、ルマの右肩の出血部位に、スプレーをぶっかけた。
「うあぁ……!」
ルマは、泣きそうな顔になっている。というより、少し涙は出ている。そして、ある程度ぶっかけた後、絆創膏をはった。
「…。」
スプレーのダメージが尋常でないのか、ルマは一切言葉を発さない。下手をすれば、切られた時より痛いのかも知れない。リウは、最後に、テーピングを施した。
「………ありがとう。」
ルマは、なんとか礼を言った。
「…リウ、なんで、こんな治療法知ってんだ…?」
ルマは、ボソッと尋ねた。
「私、病院育ちだから、看護師さんの治療の様子とかを見てること多かったの。」
それをきいて、ルマは納得した。そして、同時に、もう一つお願い事をした。
「リウ、図書室につれていってくれ。」
リウはそれをきき、頷いた。そして、ルマをさっきと同様支えながら、保健室をとりあえず出た。施錠の後、図書室へと歩き始めた。幸い、保健室から図書室への距離は、そう遠くない。案外すぐ着き、二人は図書室へと入っていった。
「…。」
ルマは、そこからは自分で歩き、椅子に座った。そして、持っていたノートと教科書を机においた。
「…リウ、おれは、この問題の解き方を、図書室でなんとか考える。」
リウは、それをきいて、こう返した。
「じゃあ、私は一人で探索してくるね。」
それをきいて、ルマは、驚いた顔をつくった。
「や、やめておいた方がいいんじゃないか?危ないぞ…?」
「でも、手がかりの一つや二つでも見つけられた方がいいんじゃないかな。」
こういう時に、わりかし芯が強く、そして歯止めが効かないのがリウである。ルマは、これ以上止めても、無駄だと悟った。
「…分かった。けど、リウ。絶対に死ぬなよ。」
「…大丈夫。」
リウとルマは、握手を交わした。そして、リウは、図書室から出ていった。
                                 続ク
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