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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

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せいやの冒険日誌

2021-12-24 00:58:38.0 テーマ:その他

[呪校怪談]第22話 後悔

喧嘩した日の翌日のことだった。私は、朝早くに学校に到着し、ペトラが来るのを待った。昨日の件について、謝罪するためにね。次々と教室に入ってくる生徒たちの中から、私は親友の姿を必死に探した。しかし、不思議なことに、ペトラはいつまで経ってもくることはなかったんだ。いつもなら来る時間になっても、彼女は一向に来る気配がない。私は焦燥にかられ、教室を飛び出して、校門のあるグラウンドへと体が動いていった。数多の生徒が歩いてくるのに、私の望むただ一人の人間は、やはり来なかった。とうとうチャイムが鳴ったので、私は教室に戻ることを余儀なくされた。

一時間目が始まって、担任の先生が入ってきた。先生の表情に、私はどことなく違和感を覚えたんだ。何故なら、私と同じように、何か焦った顔をしていたから。そして不幸にも、私の勘は的中してしまうんだ。
「皆、その、なんていうんだ…。非常に言いにくいんだが…。」
私は、この発言で、心臓が止まるような気持ちになった。別に、何か確証があったわけじゃないし、ただの勘には過ぎなかったけど、どうにも意識が行ってしまった。そして、その勘は最悪な形で丸を受けたんだ…。
「…うちの女子生徒のペトラが亡くなったと、身内の方から連絡が来た。」
私は、その発言をきいて、硬直してしまった。嘘だと何度も信じてやまなかった。今日が4月1日であるとも信じた。しかし、現実はあまりにも残酷だった。しばらくは生徒のメンタルケアということで、学校は長期休暇の形をとって、その日は私は帰ることになった。しかし、私は、しばらく席を離れることができなかった。

「うぅ…。なんでぇ…。ぐすっ…。ペトラ…。ひっぐ…。」
自室で、私は大声を挙げて泣いた。これ以上ないほどに泣いた。幸いにも、両親は仕事なので、邪魔はいなかった。後々聞いた話によると、ペトラは自殺死だったらしい。自室で、リスカを行った形跡が残っていた…とか。
「私…これからどうしたらいいの…。」
私は、自分の不甲斐なさ、親友への申し訳なさ、そして何よりも、最愛の親友を失った悲しみに囚われていたつもりだった。それ故、目から数多の水滴を溢した。

大泣きしている最中、私は、あるワンシーンを思い浮かべた。あの、妙に印象に残った給食の日のことだ。そして、私は、ふと思った。ここからは、私の憶測になるけど、喋らさせてもらうね。

ペトラは、昔から、地味な私と仲良くしていたことに対して、男子生徒に野次を飛ばされていた。きっと、それがペトラにとって、すごいストレスだったんじゃないかな。そして、ある日彼女は、思い立って、私にもっと明るくなってほしいと言った。エマである私がもう少し明るければ、男子生徒たちにからかわれることもなくなると思ったのかもしれない…。でも、そんな彼女に、私は冷酷な返答をしてしまった。そして、ペトラは全てが嫌になって、その翌日…。所詮憶測だけど、こうとしか考えられなくて…。私はあの時、なんであんなに冷たくしてしまったのだろう…。もう少し優しく返事していたら、すぐに謝っていたら…。今更考えても…遅いけど…。…うう。なんで…。なんで私は…。

「え、エマちゃん!そんなに辛い過去なら、もう無理して喋らなくてもいいんだよ!」
リウがとっさにフォローを入れた。エマの目には、涙が浮かんでいた。あまりにも重い話に、リウもルマもどうフォローをいれていいか分からなかった。
「…うぅ…。ペトラ…。」
リウもルマも、エマが落ち着くまで待とうと思った。                      続く
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