2022-02-25 22:18:40.0 2022-02-25 22:20:04.0テーマ:ハウジング
ハウジングしてみました
一階にある玄関を開けると、そこには大きな扉(写真右部分)と、奥の部屋。銀河のカーテンやダマスク柄の壁を多く使い、幻想的な雰囲気をイメージしました。薄々お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、右にある扉はハリボテです。奥の部屋には、占い師の部屋を作っています。占い師の家具を使ったミステリアスな雰囲気をイメージして制作しました。しかし、写真の枚数制限の関係で、省かせていただきました。
二階のテラス部分から入ると、ドーム状のカバーに包まれたピアノのライブステージと、清涼感を僅かながら演出する滝。気休め程度に、ダマスク柄の壁と黒レザーのイスを使っています。このドームは、花畑のラグを使い、微微たる華やかさもイメージしてみました。地味とか言わないでください。この家広いので、家具上限数けっこう厳しいんです。また、この家の窓には、全てカーテンつき窓を配置しています。家具上限を圧迫するのは承知の上ですが、一部に取り付けても違和感が拭いきれないので、上限不足を覚悟で大量に配置しました。
旧時代のものかはたまた近代のものか、数多の本と、生活味を感じさせるインテリア。ランプやろうそくが今尚光を灯しているのは、今尚この家を管理している者の存在を示唆しているのかもしれません。窶れを知らぬぬいぐるみ、新鮮な果実、いずれにせよ、人の手もなく現代まで継承されるには不自然な事象ばかりです。卓上の果実には手を出さない方がいいかも知れませんね。何気ない本も、あの世の橋渡しとして存在しているのかもしれませんから。
かつてのこの一家の栄華を物語る最大のステージであり、対照的に最大の衰退も物語るステージでもあるこの一室。ソファの天蓋は、未だにこの世界を彷徨っている者たちを引き止めているかのように覆いかぶさっています。ソファの側の猫は、今も帰らぬ主人、及び家主たちの帰りを、悠久の時が経とうと待っているのでしょう。祭壇に供えられた本からも、この一家が読書を好んでいたことが垣間見られます。机上に並ぶ豪勢なセットとろうそくが、その過去の栄華を最も体現しているといっても過言ではないでしょう。