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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

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せいやの冒険日誌

2022-03-10 01:52:02.0 2022-03-10 23:34:18.0テーマ:その他

[呪校怪談]第28話 3人の覚悟

とにかく、自分自身が不甲斐なくてさ。親友を失った悲しみだってそりゃ大きいよ。けど、やっぱり、こうさ…表現し辛いけど、なんとも言えないやるせなさを感じたんだ。光の届かない真っ暗な1LDKの家に閉じ込められてる感覚。いくら助けてと声を出しても、カラオケの一室と同じく音響することはないし。そもそも誰も助けてくれないか。

「え、エマちゃん!?どうしたの!?」
「……あ、お、お母さん…。いや、その…な、なんでもないです…。一人に…してください…。」
「…もしかして、ペトラのことを…?」
「…。」
「エマちゃん、無理しないで。」
「…!」

放心しながら泣いていた私を、ペトラのお母さんは抱きしめてくれたんだ。ほとんど関わったことはない…っていったらさすがに大袈裟か。血の繋がりはないのに、この時は、こっちの方が私のお母さんだったよ。私は、あの人にただひたすら身を委ねた。全てを受け止めてほしくて。…でも、今考えたら、それはあの人も同じ気持ちだったのかもしれないな。あの時、肩にあててくれた手はほんとに温かかった。まあ、その温もりが、私の涙腺を余計崩壊させてきたんだけどね。
一段落して、私は家まで送ってもらったんだ。現実を直視させられそうな感覚に、私はまた気が滅入りそうになったよ。でも、既に現実は直視させられてるし、今更90度から180度まで拡大したところで怖くなかった。私は、見送ってくれたペトラのお母さんに念入りにお礼を言って、家に戻った。そして、またいつもの日常に…。




「…まあ、こんなところかな。」
エマは話し終えたと同時に、大きくため息をついた。話し終えられても、リウとルマはしばらく話すことができなかった。同時に、リウにある疑問が浮かんだ。「…ねえエマ。」
「どうしたの、リウ。」
「…その話って、最近の話?」
リウの質問に、エマは頷いた。そして、その相槌は、余計にリウの疑念を拡大させることとなる。
「…じゃあ、なんでそんな急にこの学校に来ようと思ったの?」
エマは、黙り込んだ。構文を何か考えているのか、なにか突かれたくないものがあるのか。しばらくして、エマは口を開いた。
「…全てが嫌になってね。もう、…んでしまおうかと思ったの。でもね、この校内を歩いていたら、たまたま君たちと会って…。」
想像より重い答えに、リウは困ってしまった。これに均衡する回答など持ち合わせていないし、励ますこともできないし。
「まあでも、あんたのおかげでおれたちはこうやったて助かってるし…。」
急に、ルマがエマに発した。エマは何も言わず、極微笑を浮かべて見せた。リウに関しては、これ以上のファインプレーはない。
「…君たちは、おそらく、ここからも七不思議を封印しようと尽力するよね。」
エマの問いかけに、リウとルマは頷いた。
「…分かった。私も協力する。七不思議に関して困ったことがあったら、いつでもきいてほしい。」
「え、いいの…?」
リウは、さっきの話も相まって、その承諾を得ずにはいられなかった。エマは、覚悟を決めた形相で、頷いた。
「ありがとう…!」
リウは、エマの手を一本的に握った。突然の言動に、エマは動揺している。
「…うん、おれもはじめて会った時、こんなんだったよ。」
エマは、訝しげに、小刻みに頷いた。
                      続く
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