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家具マニア

せいや

[せいや]

キャラID
: WV822-335
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 138

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せいやの冒険日誌

2022-03-14 00:11:10.0 テーマ:その他

[呪校怪談]第29話 沼子さんの詳解

2人は、ここからどうしようか悩んでいた。1人は、椅子に座ってぼーっとしている。エマだ。長い回顧のせいだろう、いろいろ思う節もあったはずだ。
「…とりあえず、どうしよっか?」
リウは2人に視線を送った。ルマは、そそくさと目をそらし、エマはうつむいた。そんな2人にリウこそそっぽ向きたくなったのは言うまでもない。
「…なあ、エマ。沼子に関して、何か知らないか?」エマは、立ち上がり、七不思議に関する本を本棚から抜き出した。そして、沼子さんのページを開き、ルマに見せながら話し始めた。
「沼子さんといえば、足を滑らせて中庭の池に落っこちたあの人だね。封印する方法なら知ってるよ。」
「本当か!?」
エマはうなずいた。そして、リウを招き、話しだした。
「いいかな。君たちは、腕無し教師を倒したよね。」「え、そんなこと言ったか?」
「君たちに会う前に職員室に行ったけどいなかったから。」
リウとルマは、納得げに頷いた。エマは安堵の表情を浮かべ、続けた。
「沼子さんは、実はとっても気が弱い人なんだ。君たちを引きずりこもうとするのも、仲間が欲しい故の行動なんだよ。」
「ふむふむ。」
「そこで、沼子さんには脅しをかけてしまえばいいんだ。」
ルマは、それで悩み始めた。そして、はっと気付いた顔をした。
「もしかして、あの教師の持ってたオオバサミで腕を斬ればいいのか!?」
「いやまあそうだけど違う。」
リウは、ルマに、そんな物騒な表現しちゃだめ、と伝えた。
「そう、あのオオバサミを使って脅せば、沼子さんを成仏させることができるんだ。けど…。」
「よし分かった!行ってk」
「ちょっと待てつってんだろ。」
エマは、先走るルマを引っ張って抑えた。
「いい?沼子さんは七不思議、言わば幽霊だ。つまり、実態を持たない。だから、オオバサミで攻撃することはできないんだ。」
「え…じゃあ、意味なくね?」
ルマの発言に、リウも小さく頷いた。
「そう。だから、脅すまでじゃないとダメなんだ。気の弱い彼女は、オオバサミで襲われると思うと怖がるはず。でも、自分に効果がないってバレたら、怖くなくなっちゃうでしょ?」
エマの説明に、ルマもリウも納得げに頷いた。
「じゃあ、沼子が成仏するまで、オオバサミを遠くから見せてずっと脅したらいいってことだな?」
ルマのまとめに、エマは頷いた。
「それじゃあ、まずはオオバサミをとってこないとね。」
リウは、ルマを連れていこうとした。
「ちょ、エマ、あんたも来てくれよ。」
「え、私も?…まあいいけど。」
3人は、近場の職員室に行った。中に入ると、たしかにオオバサミが落ちている。
「よし、持っていこう。」
ルマが拾い、3人はそのまま職員室を後にした。
「…さて、これを使って、沼子さんを封印すればいいんだな。」
図書室で落ち合った3人は、改めて振り返った。
「うん。間違っても、オオバサミが効かないことは気付かれないようにね。」
エマの最後の忠告を2人は記憶し、図書室を後にした。
                      続く
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