料理と破魔石とフワフワわたあめ。必要なものは揃った。過去に、エンドコンテンツガチ勢の者たちと共に、スコルパイドⅢの討伐に成功したせいや。彼は、普段コロシアムをよく共にするフレンドが聖守護者に行きたいと言っていることを耳にする。これは、そんなせいやと、フレンド達の、スコルパイドⅢへの飽くなき挑戦である。
前述している通り、スコルパイドの強さⅢを倒すことを、せいやとフレンド3人は計画した。一人は聖守護をそこまでガチではやっておらず、もう一人に至っては聖守護者に挑戦したことすらない。先程述べた人物である。しかし、一人は全てのモンスターの最強レベルを倒したことがある大ベテランとも言える人物。せいや自身も聖守護はそこまでガチ勢ではないものの、スコルパイドⅢは倒したことがあるし、ここ最近は他にもレギロやジェルザークにも手をつけているため、この中では聖守護は慣れている方だと言っても差し支えはないだろう。かくして、4人の戦いが始まった。
スコルパイドは、絶の震撃、ブラッドウェーブといった、避けることはできるがくらってしまえば一気にパーティが壊滅する技を多く有している。すなわち、所謂後出しジャンケンが非常にキーとなってくるモンスターなのだ。スコルパイドには賢者二人、魔物使い二人という構成で赴いた。それぞれの魔物使いが、それぞれの賢者にHPリンクをすることによって、致死ダメージとなるものを賢者に肩代わりしてもらい、戦闘不能になることを防ぐためである。しかし、先程も述べたように、スコルパイドの技は、避けれるものの当たってしまえばオーバーキルといったものが非常に多く、誰かがそんな技をくらえばリンク先の相手までお陀仏になるリスクが常に付きまとう。後出しジャンケンが重要と言われる所以である。彼らは、とにかく被弾をしないように立ち回った。
しかしさすがはスコルパイドⅢ、そう易々と勝たせてくれるような相手ではなかった。後衛の賢者はまだしも、魔物使いは常に攻撃を仕掛けないといけないため、少しの油断、隙が出来ればオーバーキル技に被弾してしまい、リンク先もろとも死ぬという状況が多発してしまう。加えてスコルパイドは、ザオトーンという黄泉への片道切符を使い、一分間蘇生を出来なくするという鬼畜な技を使う。特に、二人が事故死した直後にザオトーンを使われ、回復が間に合わず全滅するというパターンが非常に多かった。
しかし彼らはコロ勢。いくら負けても、負けても、不屈の精神でスコルパイドⅢに挑み続けた。どれだけ勝利が近づこうとも、最後まで冷静に、慎重に、落ち着いて戦った。何度も赤まで来て負けた。せっかくここまできてまた最初からだなんて嫌だと、何度思わされたか分からない。そして、魔物使いの極竜打ちが放たれた。そしてその極竜打ちは、賢者達ともう一人の魔物使いのバトルコマンドを閉ざしたのだった。

はい、せいやです。以前もお出ししたスコルパイドⅢの日誌ですが、今回はキャリーされる側ではなく、する側として戦わさせていただきました。…今、自分のことを頭が高いと思われた方、間違っていません。
聖守護に慣れていないといえど、コロ勢である彼らは反射神経や飲み込みが非常に優れており、上達は非常に早かったです。スコルパイドⅢは討伐済みでしたが、仲のいいフレンド達と倒せると、倒すまでの苦労も相まって非常に気持ちがいいです。よく、聖守護はコロより簡単と言う方がおられますが、結局コロと聖守護、どっちが簡単なのでしょうね…。個人的には圧倒的にコロが簡単です。
スコルパイドは倒せたので、次の目標はジェルザークⅢです。他にも倒してみたいものは多いですが、まずはこれを目標にしたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。