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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2019-09-12 07:34:06.0 2019-09-12 08:05:25.0テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第2回~流浪の合成魔法の使い手~」

こんばんは!今回は外伝第2回!「76話表紙メンバー」
集合前の妄想物語「ブラオバウムさん」編です♪

(注:想像力での補完をお願いします。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここは、アストルティアの地と海の商業を結ぶ町レンドア。
そこは常に活気に溢れている。男たちの大声や海鳥の鳴き声
などが飛び交っていた。

そんな人がごった返す中を杖を持った一人の青年が歩いていた。
その風貌を周りが見れば、誰しも彼が賢者である事がひと目で
分かる姿だった。
「ここに来るのは、久しぶりですね」
と呟き、そのまま歩きながら、角を曲がり入り込んだ道や
路地を迷いなく進む。

そして青年はとある店で歩を止めた。そこの扉の看板には
”魔法具屋”と書かれた文字と杖と杖がクロスした絵があった。
青年はその店の扉を押して中へと入った。
「いらっしゃい!・・・って、ブラオバウムさんじゃないか!」
驚いて迎えたのは、初老の男性だった。

「お久しぶりです。オーナー」
「おう、研究ははかどってるかい?またしばらく姿を
見なかったが、どこへいってたんだい?」
「ちょっと合成魔法に合いそうな新種の素材があるという
噂を聞きまして、そちらを探しに旅をしていましたよ」

オーナーは腕を組んで、うんうんと話を聞き入った後に
「で、その素材で新作が出来たからこっちに持ってきたんかい?」
「そういう事です。はい、こちらです」
ブラオバウムは、懐に手を入れ、服の中から袋を取り出し、
オーナーに渡した。
「どれどれ」
早速、袋を開けて中から出たものを品定めするように確認する。

その間、ブラオバウムも待つように店の商品を見ていると
「あーそういえば、ちょっと前だが、店にダンの旦那が来てたぞ」
「ほうほう」
「どうやらアンタを探していた様だが、最近来てないと知ると
すぐに出ていっちまったぞ?」
(ダンさんが?いったい何の用だったんでしょうか?)
少し思考を巡らせていると、すぐにその答えを知る事に

「小耳に挟んだが、魔法具屋のオーナーたちの間で
ダンの旦那がどこかへ戦争をしに行くんだ、なんだっていう話が
広まっている」

その話を聞いて驚いたブラオバウムは、顔をオーナーの方に向けて
「ダンさんが戦争ですか!?いったい何が・・・」
「ワシは何か大きなヤマが近い内にあるんじゃないかって
思っとるが、その事を話す前に・・・」
オーナーは品物をおいたあと、台の下に潜った後に手紙を差し出す。
「アンタに手紙だ。差出人はヴェリナード王家
”顧問魔法使い”って書いてあるぞ」
ブラオバウムは駆け寄りそれをもらう。器用な手先で封を開け、
中からでた紙の文章を読む。

「全く、魔法具屋は郵便局じゃないんだぞ。ダンの旦那といい
アンタもいい加減、定住先を決めてくれよ?」
再び品定めに戻ろうとした時、ブラオバウムは手紙に目を向けたまま
「オーナー、ちょっと買い物良いでしょうか?」
「あん、なんだ?聞こうか」
と言い、買うものをいくつか言うとオーナーの手が止まり
「待ったアンタ!?いったい何のためにそんな大量に買うんだ!?」
驚いたように話す。手紙を読みきり、それをしまって
「昔会った魔法使いの知り合いが、私を呼んでいましてまぁ、
そのためですかね?」
言葉を濁すように話しつつ、オーナーはブラオバウムに
言われた品々をせかせかと動きながらまとめて、麻の袋に
どんどんと詰めていった。

「ウチとしては買ってくれるから構わないが・・・もしダンの旦那みたいに
戦争とかだったら生きて帰ってきてくれよ?お得意さんが
いなくなるのは、しのびねぇーからよぉー」
「そんな事にならないように善処しますよ」
そう話し、オーナーが品物を詰め終わり、麻の袋を締め上げて
渡し、ブラオバウムが受けとると、ゴールドが入った袋を
取り出して支払いを済ませる。

「それではまた来ますね」
「おう、毎度ありー!」
言い交わし、店を後にしていった。袋を担ぎながら
しばらく来た道を歩いて戻り、そして駅のある場所
までやってきた。

「さて、向かいましょうか。とその前に一つ、
大変な事がありますね」
ブラオバウムは袋を置き、改めて懐から手紙を出す。そして
大きなため息をつき
(まったく自分で探しにいけば良いのに、なぜ私に・・・。
仕方ありませんか、どうやら”彼”が必要らしいようですから、
なんとかしましょう)

そう思い、ブラオバウムは麻の袋を担ぎ直し、
その姿は駅へと入っていった。

つづく

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いかがだったでしょうか?

前回は恐ろしい状況だったので、色々対策とやり方を
考えた所、今回は上手く1つの日誌にまとめれました。

次回も少しずつ書いて行こうと思います♪
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