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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2019-11-30 00:14:46.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第25回~激戦?海岸決戦!~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

今回は、前にTwitterで無茶振りされていました
「ライティア×オセアーノン」で考えた海岸決戦です。

ーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここはヴェリナード領西の海岸。そこへ少女があがってきた
体をブルブル震わせ、水を吹き飛ばした。

彼女はライティア。ヴェリナード城で準備が行われている
離宮突入部隊へ参加するために自身が住まうエルトナの奥地にある
猛虎流道場からパートナーとの競争で、ここまで泳いできていたのだ。
「デブニちゃんは今ごろ何処かなー?」
水で濡れた自分の髪の毛を振り払う。それでもベタベタするので
服を乾かそうと、近くの茂みに行こうとした時、

海から何かが顔を出す。何かは、真っ直ぐライティアを見つめると
突然、水面から巨大なイカ足が飛び出し、攻撃しにかかる。

しかし、既に気配を気取っていたのか、攻撃を難なく回避する。
「ここに着く少し前から気がついていたけど、まさかイカさんが
私を追いかけていたなんてね♪」
と、嬉しそうに戦闘姿勢を取る。彼女が対峙しているのは、
この辺りにいるのは、珍しい伝説の海魔であり大海原の主と
呼ばれるオセアーノンであった。

ライティアは、先手をとるように駆け出した。オセアーノンは
再び彼女に向かって、大きな足を振り上げ、勢いよく振り下ろす。
「甘い甘い!」
素早い横飛びで、振り下ろしを回避する。が直後に、もう一本の
足がなぎ払うように振られていた。しかし彼女は全く動じる事なく
呼吸を一定のリズムで刻みながら、拳を構え

「せいやっ!!」
なぎ払ってくる足に向かって、拳を叩き込んだ。バコーン!と
大きな音が周りに響き渡る。互いに勢いがあったのもあり、
ライティアは後ろに少し吹き飛ばされる。

一方のオセアーノンは、凄まじい痛みが走ったのか
目に涙を浮かばせながら、拳を受けた足を痛そうにブンブン振る。
「打ち込んだ浸透頸が効いてる効いてる♪」

ライティアが喜んでいると、オセアーノンは怒ったように
ムクーと顔を膨らませるといきなり口から、高熱の炎を吐き出した
「わわっ!!」
驚きながら炎を回避するように、駆け出す。そのまま攻撃に転じる
ように、オセアーノンに向かって行く。

その途中で、ぐぅとお腹がなる
「あ、ずっと泳いでいたからお腹空いちゃった。」
といいながら、袖口に隠していた長い鉤爪を取りだし、口許を
ペロリと小さく舌で拭い、

「今日のご飯は・・・イカさんね!!」
突如として、地面の蹴り方が大きく変化し先程よりも
素早く、そして何よりもその目が獲物を狩るキラーパンサーを
思わせるものへと変わり、その威圧は当のオセアーノンにも伝わり

その眼差しに怯えの感情を彷彿とさせる潤んだ目に変わる
”なんだ急に!いや・・・!俺は今からコイツに食べられてしまうでは!?
逃げなくては!”と思っているのだろう。

「イカさん!いただきまーす!!」
ライティアは、目をキラキラと輝かせながら
オセアーノンに飛びかかった。

突き抜けるような青い空に白い雲がふわふわ飛んでいる空の下
一人の少女は、海魔を打ち倒した。

ーーー
ーーーー
ーーーーー



ーーーーー
ーーーー
ーーー

ここはケラコーナ原生林。その奥地のとある
アジトの一室。

「・・・・と言う夢を見て、起きたらこうなっていたのよ」
と、縛られているライティアが笑いながら言った。
「どういう事ですか!!」
突っ込むのは、銀色の鎧に青い服を身に纏い、
縛られているアスカであった。

「全く私のこのピアスが突然鳴るから、無理して
抜け出した結果、エゴート団のアジトの見つけられたのは
よかったのですが・・・」
「どんな夢見せられて、引っ掛かったの?」
ライティアが迫る。アスカは恥ずかしそうに・・・

「私の好きなものが置いてあって・・・それを取ろうとしたら・・・
こうなってました」
そう話すと、少し嬉しそうな笑みでライティアが見つめてくる
すると顔を赤くして、”そんな顔で見ないで下さい!”と返した。

そのやりとりに目を醒ますエルフの少女がいた。

続く。
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