これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。
1つ前では、これからの物語におけるメインファクターを
解説っぽいお話と色々あって離脱や合流を繰り返しメンバーを
集合しましたリンドウさん・私・かいりさん
ぱにゃにゃんさん・マユミさんの五人でお話の続きです♪
ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふん!・・・冒険者風情が今さら集まった所で何ができるんだ?」
ポベードルの言葉に
「何が出来るですって?じゃあ・・・見せてあげるわ!」
かいりが”ビシッ”と指を指し、その言葉に妖精二人も互いに
相槌をうつ。
すると、かいりはすぅーと息を吸い込んだ後に
「「フォームリンク!」」
妖精二人の声が飛び、それぞれの体が光を放ち、
かいりの中に粒子となって入っていった。
かいりは、リンクが無事に出来た事を確認すると
両手剣を片手で抜き、構えた。
「ほほ?…この前は、俺が白い方を捕まえていたから
見れなかったが…」
ポベードルは、関心している間にかいりは駆け出し
先手を取る。
「このまま行っちゃうのー?!」
マユミは、ちょっと心配そうに言う。そう、前回は
相手の放つ幻影に惑わされたのだ。
「大丈夫!今度は、常に見張ってるわ!かいり!そこよ!」
ぱにゃにゃんの声に従って、かいりは剣を振るう。
そこは相手の姿がある場所とは検討違いだったが…
「ぬおっ!?」
幻側が、攻撃が当たりもしないのにたじろぎ、かいりの
一撃を防ぐように、武器を構えるとガキン!という金属が
鳴り響く。
すると近くの幻がかき消え、かいりの目の前に
ポベードルの姿が現れた。
「き、貴様…なぜ分かった?」
「勘よ!」「違うでしょ!?」
ぱにゃにゃんの素早いツッコミのやり取りに、
「なるほどな、さっきのちびっ子がどこに消えたかと
思ったら、お前の中にいるのだな?」
「余裕でいられるのもそこまでだよー?」
マユミの声がし、いつ意思疎通したのか
かいりの左手には氷の魔力が凝縮されていた。
「「ヒャドッ‼」」
と、そのまま左手を叩きつけるように、
氷の魔力を放出し、凍てつく刃がポベードルを
襲う。
「ぐああっ!氷は、あの時の小娘だけで十分だ!
コノヤローッ!」
そこから、かいりはポベードルの武器を足場に
蹴って飛び退くように下がり、その体勢で
「かいり!畳み掛けるよ!」
「オッケー!」
左手に、黒いエネルギーが収束していき
それがスパークする!
「「ドルクマ!!」」
ポベードルの凍りついた部分に、闇の電撃が炸裂し
後ろに巨躯が押し飛ばされる。
「ぐあぁーッ!…貴様ら…調子に乗るなよ?今度はこっちの番だ!!」
そう言うと、姿がかき消え、同期するようにかいりの周りに
ポベードルの分身が何体も現れた。
「また幻!」
「わわっ!どれが本物なの!?」
かいりとマユミが、困惑している。
「落ち着いて…今、探ってるから……探って……えっ!?」
ぱにゃにゃんが突然声をあげて、困惑する。
「ぱにゃ、どうしたの!?」
マユミが聞く。
「……い……の」
「えっ、聞こえないわよ?」
かいりも周りを警戒しながら、聞く
「わ…か……の!」
「「どれが本物なの!?」」
二人が同時に聞くと、泣きそうな声でぱにゃにゃんは
「どれが本物か…分からない!!…みんな同じ様な魔力を
持ってるから見分けが全然つかないのー!」
その言葉に、二人は自分たちが置かれている事態の重大さに
気がついた。
「フハハハッ!分からないだろー?これが俺様の本気よー!
前に看破された時に対策だよ。今度は簡単にはいかな…」
「爆裂呪文(イオラ)」
リンドウが突然、とある分身の一体を指をさして
呪文を唱える。すると、眩い閃光が辺りを照らし、そして…
爆発する!
「ぐああああっ!!」
と吹き飛ばされる。同時にかいりを囲んでいた分身も消え失せる。
「これが本気かな?…私には、簡単に発見出来たぞ?」
「リンドウさん、容赦なさすぎです…。」
アスカも後ろで困り顔で笑う。
いともたやすく見破られたポベードルは、フラフラになりながら
「…なぜだ…俺の幻が、二度も破られるとは…!」
そう話していると、リンドウは背後までやってきている
かいりに対して、
「そこの君〜後は好きにやってくれ〜」
笑顔で言う。
ハッ!と後ろ大男が振り向くと、
「マユミをさらった罰ゲームよ!」
「覚悟なさいっ!」「覚悟ー!」
と、フォームリンクした力を存分に振るい、
アスカが思わず、目をそむけてしまうような
大男の野太い断末魔が上がる盛大な罰ゲームが
執行されたのであった。
続く