これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。
いよいよ大詰め!(まだ続きますが)ライオウさんと
リルカお姉ちゃんが先陣を切り、いきます!
ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ようこそ!歴史的大呪文の現場へ!」
エゴートは、自身の両手を大きく広げ、ライオウとリルカを
迎えるように歓迎した。
「あァん?歴史的大呪文だぁ~?」
「あたし達は、そんなくだらないものを見に来た覚えはないよ!」
二人はそれぞれ両手剣を、構えて戦闘態勢を取る。
「全く素養のない存在は、理解に苦しむ。では我直々に貴様らを
大呪文の生け贄に捧げてやろう!」
「上等だぁー!!」
ライオウが先行して飛び出した。エゴートは手に持っていた本を神台に置き、
その場で、杖を横に振り払うと自身と同じ分身が瞬時に3体形成される。
「分身!?」
リルカは戸惑うが、ライオウは両手剣を横に構えて
「判別はいらねぇ!切り裂くのみっ!!残!心!じゃああいっ!!」
力強く振り払い、分身たちを切り裂いた。が、剣に手応えがない事に
すぐ気づいた。振り抜いた剣をそのまま構え直し、周りを見渡す。
すると、リルカの近くにブワッと姿を現し
「どこを見ておる?こっちだ!」
「私の番だよ!」
リルカは、自身の両手剣に手をかざし、滑らすように
動かす。すると剣に荒々しく燃え上がる炎の力が宿る。
「属性剣技・炎(エレメントブレード・フレア)!ハァァッ!!」
剣を振り払い、剣先から火球を撃ち出す。エゴートはそれに対して、
杖を構え、
「中級火球呪文(メラミ)!」
と唱えて、リルカの放った火球に向けて放ち、攻撃を打ち消した。
「まだまだァー!」
剣を何度も振り、火球を連射した。
「こそばゆいわ!!」
エゴートも同じように、連射し返し打ち消していく。
「リルカァー!そのまま足止めしておけよーっ!!」
ライオウが走り込み、打ち合いをしてるエゴートに向かって
飛びかかり、自慢の通常のオートクレールより5倍重い剣を振り上げ
叩き斬ろうとする。
「簡単には攻撃させぬよっ!大爆発呪文(イオナズン)!」
指を差した、するとライオウの手前で眩く激しい閃光が集まり
そして、大きな大爆発を引き起こした
「ライオウさんー!!」
「任侠モンは、簡単には怖じ気づかねぇんだよぉーー!!」
と、爆発を突ききって、エゴートに向かって剣を振り下ろした。
「何っ!」
エゴートは攻撃の手を止め、その攻撃をかわした。
「属性剣技・光雷(エレメントブレード・ライトニング)!貫けッ!」
リルカの剣に、今度は白い電撃が宿り、それを地面に叩きつけると
雷が地を走り、エゴートに向かって鋭く一直線に向かう。
「ぬおっ!」
反応できずに攻撃を受け、壁に向かって飛んでいった。
大きな音を立てて、めり込んだ。
「よくやったぜ!リルカ!」
「うんっ!」
二人でサムアップしあっていると
「フッフッフッ!ヌハハッ!こんなものか?我はまだ倒れておらぬぞ?」
エゴートが何事もなかったようにめり込んだ壁から抜け出す。
「まだ倒れてないの!?」
「ハッ!どの道、倒すつもりだ!」
ライオウが構えると、それをみてリルカも構える。
「しかし、遊びは…」「「「ここまでだ!」」」
と、エゴートが再び分身をする。が今度は
先程の倍以上の10体の分身体が現れた。
「ほぉー?おもしれーじゃねーか!!」
「でも多すぎだよ!」
ライオウは目の前の光景に喜ぶ。
「貴様らの土俵では、もう戦わん。イケニエになってもらうぞ!」
エゴート達は、不気味な笑いをあげながらおのおのが呪文を唱え始める。
メラゾーマの3連発、マヒャドの波状攻撃、バギクロスの応酬と
立て続けにかつ絶え間なく放たれる。
二人は分散し、攻撃に当たらないように避けていくが
隙間のない呪文に
「キャアアッ!」
リルカが攻撃を受けてしまい、姿勢を崩してしまう。それを
横目で見たライオウは攻撃を回避しながら、リルカの元へ駆けつけ、
間に入った。
「大丈夫かっ!?」
「ちょっと攻撃を受けただけ、早くあいつを倒さないと!」
「その言葉は、周りをよーく見てから言うのだな?」
と、エゴートは言う。二人はその言葉にハッとし、周りを
確認するとエゴート達が、囲うように立っていた。
「さて、最後に言い残す事はあるかな?」
そういうと、エゴート達は全員が自身の手から、闇の魔力をスパークさせる。
ライオウが何かを言おうする前に、
「その言葉…そっくりお返しさせてもらおうか?」
続く