これは蒼天のソウラの二次創作になります!執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。
エゴートが呪文発動態勢!それを止めるため、攻撃を仕掛けるが
それを阻む大量の分身体。これを越えなければ、呪文を発動されてしまう!
タイムリミットが迫る!
ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「フッキー!ジンライ!行くぞ!」
「おうよ!」「状況上、撹乱は出来ない!一気に本体を狙うぞ!」
「了解だぜ!」
マージンは、懐からいくつかのメガボンバーを取りだし、導火線に火をつけ
魔法陣に一番近いエゴートに向かって投げつける。
「「邪魔はさせぬぞ!!」」
エゴートの分身体が、立ちはだかり、爆弾に向かってメラを何発も打ち出す。
「まずい、このままじゃ!」
「俺がやる!」
フツキは、腰のポーチに手をつけると、そこからパンッ!と細い針が何本も飛び出す。
その針はマージンの投げた爆弾に突き刺さるとその場で大きな音を立てて、爆発し
近くにいた分身体たちを吹き飛ばした。
「ナイス!フッキー!さすが相棒!!」
マージンはガッツポーズする。
「喜ぶのはまだ早いようだぜ?!」
ジンライが言うと、三人をエゴート達が囲み、その手にはすべて炎の玉が出来上がっていた
「ヤバッ!」
「お前らっ!!ふせろーーぉ!!」
ライオウの叫ぶ声が響き渡る。それを聞いたマージンたちは、
その場に飛び込むように倒れ込む。すると、囲んでいたエゴートたちを
切り裂くように両手剣が振り抜かれる。斬られた分身体たちは
音もなく消滅していった。
「大丈夫か!?」
「助かりやした、ダンナ!」
とライオウが三人の前に立ち、周りを警戒する。
そんなやり取りをしている少し遠くで、四人を狙うように
別の分身体が呪文を詠唱していた。
「ハハハッ!これで人数が減る・・・し・・・ヌオッ!」
唱え終わる直前に横から、何かの攻撃が飛ぶ。
「なんだ!いったい!?」
エゴートの一体が攻撃が飛んできた方を向くと、そこには
いくつかのマテリアルを発現させ自分の周りに浮かせている
リンドウの姿があり、
「リチャージ・・・!はぁぁっ!」
とマテリアルからレーザーが飛び出し、爆発を起こしそこに
居た分身体が跡形もなく吹き飛ばす。
そのリンドウに向かって、エゴートが二体が杖で殴りかかる。そこを
「リンドウさん!下がって!」「アスカ!一気に行くぞ!」
アスカとロスウィードが交差するように、斬り倒す。
後ろで、また呪文を詠唱する分身体が出現し、それに気がついた
ロスウィードは、駆け出す。アスカも追うが
「くそ!間に合わないっ!」「総司令!私が前にっ!」
その後ろで弓を放つような構えで、片目を瞑るかいりが佇んでいる。
その手先には炎ような橙色の光と氷のような青い光が混ざりあっていた。
「ぶっつけ本番だけど…かいり、大丈夫!?」
「うぐぐ…大丈夫よ!今はあの二人を助ける!!」
「ぱにゃ!炎と氷の魔力が同じくらいになったよ!」
「オッケー!かいり!発射ー!」
「「「極大消滅呪文(メドローア)!!」」」
2つの属性の力が練り上げられ混ざりあった光の矢が
ロスウィードとアスカを攻撃しようとした分身体たちに当たり、その辺りに
居た別の分身体も巻き込み、爆発を引き起こし部屋と壁の一部分を
跡形もなく消し去った。
「よし!」「やったね!」
「急に、古の勇者が使った魔法使えない?って言うからびっくりだよ〜」
かいりとその中の妖精二人は喜びあっていた。
その光景に、ロスウィードは一瞬棒立ちになるがすぐに立ち戻り
「アスカ!別の所に援護に行くぞ!」
「・・・!あっ、はい!!」
アスカは弓を放ったかいりを見つめ、固まってしまっていたが
自分の上司の言葉に我に帰り、かいりに向かって手をあげてお礼を送り
はしっていった。
「くっ!キリがない!」
そうリンドウが呟く。自分達はさっきからかなり強気に戦い、
相手を確実に倒しているはずなのに、分身体の数にあまり変化がない。
どこかから、分身体が現れているとしか思えない状況だった
本体のエゴートはすでに魔法陣の中央におり、おそらく呪文を完全に
発動させるために詠唱をはじめるだろうといった段階に入っていた。
そして思考を巡らせた果てに、自分の近くで戦っていた二人に
「リルカ殿!マイカ!私の援護を頼めるか!」
「何をするんだい!?」
「リンドウ師、何をされるんですか!」
すると複数展開されていたマテリアルが、リンドウの前面に集合し
魔力を充填され始める。
「奥の手を出す!・・・ここは私が道を開く!その準備をするから
今から動く事ができない!」
「了解だよ!」
続く