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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2020-07-22 08:49:32.0 テーマ:その他

とある太陰の外伝「時を超えて”父と母と”」その1

これは蒼天のソウラの二次創作になります。
執筆者の独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が
苦手な方は注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ーーー本編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日、ある魔物が唱えた”太古の大呪文”によって
振り撒かれた魔性の霧がウェナ諸島全土を覆った。

【イシュナーグ海底離宮】

「いったい何が起こったと言うのだ…!」
魔力を帯びた霧の存在を感じ取り狼狽えるライセン。ともに
鍛錬を行っていたゴオウ・フォルカも手を止めるが、
イシュマリクは、この状況に一切臆する事なく
「狼狽えるな、何があったかはじきに報告が来る」
と言った所で鍛錬場に、一匹のリザードマンが血相を変えて
駆け込んできた。

「ほ!ほ!ほうご・・・く!」
「若様の御前だ。まず息を整えなさい」
フォルカが叱る。

「は!…はいぃ!」
すぅ〜と深呼吸したのち、冷静に

「離宮外周を巡回していた者からの報告で、離宮外を突如として
謎の煙が覆い、しばらくしたのち、その霧が晴れた所、我が離宮は
いつの間にか、海底から地上に浮上しているとの報告が…!」

「なに!?この離宮は、先代の王イシュラース様自身が沈めたはずだ…!」
「何にせよ確かめなくてはならんな。全軍に告げろ!
”戦闘態勢を整え待機せよ!”と」
リザードマンはハハッ!といい、急いで駆け出していく。

マリク達は自身の目でも状況を確かめるために
そのまま鍛錬場を後にしていった。



外では、民に加え、兵士たちも様変わりした
空と周辺の状況に驚きと不安を隠せずにいた。

離宮の比較的高い位置にあるテラスからマリク達も、
外を見渡し

「こ…これはどういう事だ、我々は再び時を渡ったとでも言うのか…!」

いつもならば冷静にことを見定める事ができるライセンは、
その状況に驚きを隠せずにはいられなかった。

そこはかつて”一族と民が生活し、時には戦い生き抜いていた”
500年前の景色そのものだった。

「遅れて申し訳ありません、若様…!」
一同が驚愕している中、シュナが駆けつける。

「これはいったいどういう事なのですか?」
不思議そうに風景を眺めている。それをみて

「そうだな…お前は覚えているハズないな…
この時は赤ん坊だったからな」
怖い顔になりながら言う。

「ゴオウ様…?」

そんな話をしていると、バサッバサッとマリク達の元に
また焦るようにやってくるホークマンが姿を表す。

「若様!ご、ご報告が!」

「外の状況なら、知っている」
「いえ、それが…なんと申せば良いのか…」

ホークマンは言葉をつまらせる。
「新たなに判明した事ならば、なんでも良い。言ってみろ」

「はっ!…現在、こちらに向け軍が進行してきております…!」

その言葉に一斉に場の空気が一変する。
「なに…!?」
ライセンが声をあげると、ゴオウが
武器を肩に担ぎテラスから飛び降りようとする。

「あんときの借りを返せそうだなぁー?」
「落ち着け!ゴオウ!」
制止しようと、掴みかかろうとした時

「お待ち下さい!確かに軍は迫っていますが…」
ホークマンは、言葉を続けた。



イシュナーグ海底離宮近くの広く開けた平地。はるかな過去、
偽りの太陽の影響で海が蒸発し、水位がさがっていた。

見るに堪えない過酷な情景ではあったが、離宮に向けて
隊列を成し、歩く集団があった。それは人だけではなく、
リザードマンやホークマンなど魔物や魔族で
構成されている”軍”とも言える規模のものだった。

その中でひときわ立派な黒い馬に跨っている
離宮の主”魔公王イシュラース”の姿があった。

「戦の途中で、突然何かが起こったと思えば…我々が戻る
離宮がよもや変貌しているとはな」

小部族であった”太陰の一族”は、魔界で生きる場所を追われ
新天地を得るために、紅天のシャクラ率いる
”真の太陽”との戦い続けていた。

「共に戦場へ出向いていたライセン様やゴオウ様はどちらに
行かれたのでしょうか?」

その隣を随伴するように、セリカの姿もあった。

「撤退する際にどこかの部隊の殿を務めているのでしょう
彼らなら大丈夫です」

そんな会話をしていると、隊列の先頭が離宮の門に
たどり着いたのか行脚-あんぎゃ-が止まる。しかし城門は
すぐには開かず、様子がおかしかった。

「むぅ?…何か起こったみたいだね」
イシュラースが馬を進めようとした時

「陛下、ここは私が見てまいります」

セリカが先に駆け出す。同時に煙に包まれると
暴れ狛犬の姿になり、隊列の横を颯爽と駆け抜けていった。

続く
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