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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2020-08-21 09:20:44.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第88回~虎の子は静かに眠る~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります。執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ー本編ー

その日の夕方ごろ。

今回の事件の中心的な存在だったライティアとデブニ。
その二人が居る部屋からは、力強い掛け声と拳を叩き合う
パン!パン!と乾いた音が響き渡っていた。

「…こうやって、組み手するの…久しぶりじゃない?」
嬉しそうにライティアが言う。

「久しぶりって、ライ子あなたずっと海を泳いでやら
魔物を連れ込んじゃうやら、忙しなかったでしょ?」

「へへ♪私もよく分かんないまま、巻き込まれてたし
仕方ないよ」

そう会話を交わしていると、部屋の扉がノックされる。

「だぁれ?」

「アスカです。」

まじめで強張った声が扉越しに聞こえてきた。二人は
組み手を中断し、

「入ってきて、大丈夫だよ〜」

返事をすると、扉が開かれる。そこには鉄製の台車があり
そこには、丁寧に焼かれて盛り付けられたお肉や魚、
綺麗に切り分けられた新鮮なフルーツ
そして大きめの透明な蓋の中には色とりどりの
飾り付けられたケーキやプリンが並べられていた。

「総司令にお願いされて、お食事を持ってきました
一緒に食べませんか?」
と、台車を部屋に引き入れていく。

「え、これ…良いの?」
ライティアは嬉しそうに目をキラキラさせながら、
台車に並べられている料理を見つめていた。

「ええ…良いですよ。いつものように
”どこかに行っちゃった人持ち”なので…」
デブニは、アスカは”フフフ…”と感情の無い囁き笑いを見て、
自分を助けてくれた相手の事を心配した。

「何じでるのー二人とも!早く食べようよぉー」
既にほっぺが少し膨らんでおり、それぞれの手には
いくつかの肉と魚を手に持ち、先に食べ始めていた。

「あぁー!あんた、食べ始めるの早すぎよ!」

全てを食い尽くさんとも言える勢いで食べている彼女に
横取りされないようにデブニも獣の如き凄まじい勢いで
食べ物を取り去って行き、台車まわりが戦場と化していく。

あまりの状況にアスカは分け入る事は出来ず、
ただ呆然と二人の食事風景を見つめる事しか、
出来なかった。

しばらくして食事が落ち着き始める
「ライ子…あんた、いつもよりも物凄く食べるんじゃない?」

「うん…アイツに取り憑かれていた時ね…よく分かんないけど
何をするのにも調子悪いし、ご飯も美味しくなかったんだ…」

そう返しながら、まだ皿に残ってる肉を一枚拾いあげて
口に運び入れて、パクパク食べていく

「当たり前だったけど、こうやって自由に修行や組み手出来たり、
食べたり出来るのはデブニちゃんやここのみんなのおかげだよ♪」

ライティアが二人に向かって、満面の笑顔を見せる。
それを見て二人も嬉しそうに笑顔を浮かべた。



それからもうしばらくした頃、どこかへ出かけていた
ロスウィードはライティア達の部屋へ向かっていた。

歩いているとちょうど台車と一緒に部屋から
出てきたアスカに出会った。

「おーい」
ロスウィードが声をかけた時、アスカは口の前で
指を添えて、シーと音を立てた。すぐさま状況を
察し、彼女の手招きに従って、閉めようとした
部屋の扉の隙間から中をのぞく

暗闇に包まれていたが、そのベットの上では
すやすやとライティアとデブニが幸せそうに
眠っていた。

「お二人とも…どうもかなりピリピリしてたみたいで
疲れてたみたいです」

「そうか…。彼女達は俺にもそんなものは微塵も
見せてはくれなかったな…」

「ですが、二人はとても深く互いを信頼しあってるのが
分かりましたよ」

「信頼か…どこで分かったんだ?」

「食事風景…でしょうか、私はそこから分かりましたよ」

「そうか…俺は実際に見せてもらったよ…息の合った
連携をな…。」

「なるほど…ギブさんが立てた”大きな作戦”の一助となりますね♪」

「あぁ…そうだな。だが、まだ”全てが終わった訳では無い”し
まだ”始まっても居ない”。それだけは忘れるなよ?」

そうロスウィードが告げると、アスカも短く返事をする。

「それじゃあ、俺たちも今日の所は休息を取るぞ」

先にロスウィードは、来た廊下を戻っていく。

「あー総司令、1つ伝えておかなければなりません」

「なんだ?」

振り返ると、静かに扉をしめてアスカは台車を指す

「実は、料理長に請求についてきかれて…」

と何かを言い終わる前に、ロスウィードは既に遠くへ
走っていた。

「あぁ!待って下さい!」

アスカも台車を押しながら、すぐに追いかけて行った。

喧騒が遠くなり暗くなった部屋では、むにゃむにゃと

「デブニちゃん…明日も組み手…しようね…」

続く
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