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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2020-08-30 17:13:08.0 テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第89回~幻に消えた者~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります。執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ー本編ー

俺はあの時、”紫の霧”に飲み込まれた。そして

雷神会の頭領さんの拳骨を受けるまでの記憶が無い。

目を覚ました時、アストルティアの裏社会にも名を馳せる
男の拳を受けたのもあり、頭に響く痛みはしばらく引かなかった。

気がついたあと…周りを見渡せば、自分を気遣ってくれた
マイカさんや雷神会の面々エゴート団を壊滅させる時に
一緒だった人たちも居た。

だが… 隈なく探しても俺の隣に




”相棒の姿はなかった”








〜ヴェリナード領北 上空〜

ウェナ諸島の特徴的な樹木が立ち並ぶ所を
ホウキに乗った二人が空を横切って行く。

「見つかりましたかー?」
ホウキを操縦していたのは、マイカで後ろに
乗っているマージンに向かって言う。

望遠鏡を覗き込み、クイクイとしきりに森や街道を見ていたが

「だめだ!ここにも居ないな…場所を変えてくれー!」
と言われ、”分かりました!”と元気よく返事をした
タイミングでホウキに添え付けてあった
ドラキーの飾りが急にヘナヘナになり始めた。

「あ…」
マイカが変な声を出した。そしてそのヘナヘナ具合に
合わせて、ホウキから浮力が失われ徐々に高度が下がっていく。

「おっと…。どうしたんだ?」
マージンも突然の異変に少しビックリする。

「すいません…魔力使いすぎた…みたいです。
ちょっと…休ませて下さいー」
よろよろと左右にも揺れだし、懸命に
操作に意識を向けているのがマージンにも分かり、

「了解だ」

と二人を乗せたホウキは森から離れ、街道の近くの少し
拓けた場所に降り立つ。マイカはホウキの飾りを
見ながら

「…ほんの数十分ほど、お休みをいただければ
また飛べますので…それまで休ませて下さい」

「分かった、とりあえず俺は辺りを
ぐるりと見てくるからゆっくりしてくれ」

そのままマージンは、一人で辺りを探しに歩く。

ライオウ率いる雷神会と共に町へやって来た時は冷静であったが、
得体のしれない世界を見て、少し前には魔物であるローガが
城下町へ侵入し暴れた事もあり、どこか焦りもあった。

そんな中で未だに帰ってこず、いずこかへ消えてしまった
相棒”フツキ”を探し続けていた。

最初は一人で探していたが、その内マイカが心配して、
協力を申し出てくれ、今は彼女が扱うホウキにまたがり、

最初に霧に飲み込まれた辺りを中心に自生する樹木よりも高い所から
城下町への街道や近隣の森、川などを飛び回って探していた。

降りた場所から少し離れた街道から少し入ったあたりで、
相棒が残した痕跡がないか隈なく探す。焚き火の跡、
戦闘の跡、目印など自身の技術を総動員して探し続けるが

どこにもそれらしい形跡は無く。手がかりが無い状況下で
森の中など入れば、見つけるまでに何日かかるか
分かったものではなかった。

「フッキー…!今どこに居るんだ…!?」
と、ドンッ!と近くの樹木に拳をぶつける。
焦る気持ちが表へと出てしまった。

「マージンさん?」

その背中を追いかけていたのかマイカが
声をかけてきた。

「……すまない、それでもう大丈夫かい?」

「はい、飛ぶことが出来ます。すぐに行きます?」

「じゃあもう一度…おねがいし…」

とマイカの所へ行こうとした時、その背後に看板が
視界に入ってきた。今までそこにあったかのように
堂々と大きく佇み、マージンは見落としていたのか?
それとも突然現れたのか?と興味を引かれ
その看板に向かって歩いて行った。

「…どちらへ?」

マイカもついていった。二人が看板を見ると、
内容は村が有る方向と

 ”病に苦しむ子ども達がたくさんいます。
        優秀な僧侶や薬師、冒険者求む”

という張り紙がしてあった。
「こんな所に村がありましたでしょうか…。」
二人は疑わしそうに目を細め、文章を何度も読んだ。すると
「…どうやら、フッキーはこの村に行ってるようだな…。」

「なんで分かるんですか?」

マイカが聞くと、マージンは看板のはしっこの方にある
傷にしか見えないよく分からない部分を指さした。

「この部分、俺たちの業界でよく使われる暗号(コード)が
書かれているんだ。で、コイツを読むと”どこにいるか分からない
お前に暗号を残す。俺はこの先の村に行っている”と書かれているんだ」

「では、フツキさんは村に向かわれたんですね」

「あぁ…そういう事だ。」

「それでは行きましょうか」

マイカは再び、ホウキに乗りマージンもそれに
同乗し、ビュン!と飛び出して行った。

続く
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