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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2020-11-21 20:27:55.0 2020-11-21 20:30:08.0テーマ:その他

とある蒼天の外伝「第97回~暗殺鳥たちの狩りの仕方~」

これは蒼天のソウラの二次創作になります。執筆者の
独自解釈などが含まれます。そういった関連の事が苦手な方は
注意が必要です。それでも良い方は進んでください。

ー本編ー

目に写ったものにマイカは驚愕する。
【彼女よりも何倍も大きな体を持つアサシンエミュー】が
そこにいるのを

そしてその怪物鳥は、今まさに自分をその大きな体から
繰り出される踏み込みで潰そうとしている事を

(じゅも…間に合わないッ!)

と確信すると同時に後ろへ飛び退いて避ける。既に
敵が居なくなったそこにボスの蹴りが炸裂し、
大きな音と砂煙を上げて爆ぜる。

マイカは荒息を立て、消費した酸素を一生懸命
取り込みつつ起こった事態を整理する。

(明らかに周りにいるアサシンエミューよりも
大きい体…!それに体に見合った重量と攻撃…。あれが…
霊薬の本に書かれていた【ボスアサシンエミュー】!!)

ドスドスと地を踏みしめ、煙の中から
大きなクチバシに、黒々とふっくらとした毛皮に
表面が覆われている体。伸びる足は筋肉質で、
どんなものも寄せ付けない力強さを放っていた。

そして後ろに伸びるのはオーガの男性の胴と
同じくらい太さを持ち、先には大剣と見間違うほどの
長い毒の針がついた尻尾がしなるように
構えられていた。

堂々たる形で現れたボスエミューに、マイカの
放った呪文で焼かれなかったエミューたちが
寄り集まる。

(呼吸が整った…!数は…ボスを抜いて、10匹。
ボスが居なければ…対応出来そう…。けれど今は…
なんとかフツキさん達に私の場所を知らせないと…!)

マイカが杖を構えると、ボスエミューが
キシャー!と鳴き声を上げると、周りに寄り添っていた
エミューたちが突然、規律正しい動きでボスを守るように
隊列のようなものを組んだ。

(これって…隊列!?魔物がなぜ…!)

思考を巡らせる前に、また鳴き声が響くと
エミュー達が突撃してくる。

しかし今度は本能に従った動きではなく、
二匹が真っ直ぐ来て、左右に四匹がマイカを
囲うように走り、逃げ道を塞ぐ。

(動きが違う…!ここは…退くべき!)
「加速呪文【ピオラ】!」
咄嗟に自身の身が危険を察知し、狂いなく
呪文を唱えると黄色い光が体を包む。

マイカは加速した身体能力を活かし、包囲網を
抜こうと走り出す。その動きに追いすがるように
周りのエミュー達も追いかけだす。しかし加速されている
動きについていけず、徐々に距離が離れる。

(うん、これなら逃げ切れそう…!…
このまま振り切って…お二人をよび…!)

構えようした時、追うエミュー達の体が光りだした。
何かを察したマイカの周りに、再び包囲網が敷かれる。

(なんで…!なんで追いつけるの!?体が光ってる…
これって、広範囲加速呪文【ピオリム】!?)

唱えた術者を探ると、目に写ったのは追従するように
走ってくるボスエミューだった。

(ボスが呪文!?…この世界、本当にどうなってるの!?)

マイカが驚いていると、走りながら囲んでいる
エミュー達がクチバシで突いてくる。その攻撃を
身を反らし、なんとか避けていく。

本来、マイカが自身に強化系呪文をかけるのは、
任務の関係上一人でも戦わなくてならない事から
考え出された術で、アサシンエミューが強化系呪文を
唱えられない事を調べて知っていた上での選択だった。

しかし群れで行動し、軍隊のような規律の取れた動きに
後方支援も出来るボスがいるのでは、強化呪文で取った
優位要素が吹き飛び、元々職業的に前衛向きではない
彼女に成すすべはない。

ボスエミューが再び、キシャーッ!と大声で叫ぶと
マイカを囲んでいたエミュー達が突然距離を取る。

(今度は…なッ!?)

後ろへ目を少しだけ向けると、加速された脚力で、
ボスエミューの巨体が、マイカの眼前まで迫って
来るのが見え、出かけた言葉を思わず飲み込む。

そして走りながら、ボスエミューは頭を振り上げ
クチバシをマイカに向かって突き立てる。

「避けッ…」

と言うが、容赦なく振り下ろされる攻撃。
加速された身体能力で、軌道をずらし、
直接刺される事は避けれたが、強靭な口先で
叩きつけられた一撃が起こす衝撃までは回避出来ず、
その余波でマイカは吹き飛ぶ。

「きゃあああッ!」

叫びながらも、まだ呪文の効果があったおかげか
辛うじて、姿勢を直す事ができ、怪我なく着地する事が出来た。

すぐにマイカは周りを確認する。そこは強化された身体能力でも
登れないほどの壁が円形状にそびえ立った袋小路だと分かった。

場所の状況が判断でき、すぐさま動こうと思ったマイカの目に
その入口を蓋するように立つボスエミュー達の姿が映った。

「背水の陣…追い込まれちゃったみたい…」

続く
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