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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2022-10-26 23:33:00.0 テーマ:その他

三姉妹の小さな物語02『似たもの姉妹?』


ヴェリナード軍兵舎 〜アスカの自室〜

ヴェリナード軍兵士たちの自室は、迷惑などを
かけなければ、それぞれ好みにあった形に
改装しても良いというものがあり、

生真面目なアスカの自室は、きちんと
掃除が行き届いており、小さいが調理場周りや
貯蔵庫周りもしっかりとしている。

そして普段、彼女が食事や勉強などをする机を囲んで、
家主と姉妹たちはちょこんと座っていた。

「えー今日はここで”相談会”をやるぞ」
「おー!」

と、リルカの掛け声と共にマイカは拳をかかげる。
しかしアスカは、ちょっと不機嫌そうな面持ちで
ジロリと二人を見つめる。

「えーと…島にいるお養母さんへ送る贈り物を話し合うのは、
わかるんだけど…なんで毎回、私の部屋なの?」

彼女の問いに、二人は互いの顔を見合った後に
満面の笑みで

「「部屋が一番キレイだから」」

「う、嬉しいけど、たまには私以外の部屋で、
こういう事やりたいよ?」

話しながらマイカを睨む。姉の不服の意図を
汲んだのか、視線が逃げていく。

「わ、私の部屋はダメだよ……。そ、そう!
お城の図書館で借りてきた本とか実験用の機材や素材が
散らかってるの!」

「……時間ある時に掃除をしなさい」

マイカの言葉に呆れながら、今度は長女たる
リルカの方を向く。しかし何かを言う前に、
その視線は既に別の方向を見ていた。

「……もしかして、リルカお姉ちゃんもー?」

「あ……あたしの部屋は、”キレイ”だ…!」

「じゃあ今から行っても、大丈夫?」

「そ、それは…だ、ダメだ」

「どぉーして?」

と、最初から自分の顔を見ずに受け答えするリルカに
対して、目を細めてさらに不審そうな表情で睨む。

当初の相談事からどんどん離れていくのが、
目に見え始めた時、

「あっ…そうだ!アスカお姉ちゃん、そういえば
この前貸していた本、今返してよ〜!」

マイカは突然部屋を歩き回り始める。そして
クローゼットらしき部屋の扉の前に着くと
「ここかな?」と言い、そのノブに手が伸びる。

問い詰めて、リルカから理由を聞き出そうと
必死になっていたアスカは予期しない妹の行動に
反応が遅れ、

「え?…ちょっと待って!ダメ!そこ!
探さないでー!」

必死の警告も虚しく、マイカがノブを回すと
扉が大きな音を立てて、強く開かれる。

同時に中から、大量の衣服や装備品などが
雪崩のように押し出され、三人は悲鳴を上げて、
飲み込まれてしまった。

「こ、これは…なん…だ?アスカ…?」

「整理で、散らかしていたもの。二人がいきなり
来るんだから、クローゼットに強引に押し込んでしまったの…」

「お姉ちゃんたち助けてぇ…重いよぉ〜」

「うぅ、だからダメだって言ったのにぃ…」

相談どころで無くなった三人は、その後
全員の部屋を協力して掃除することになり、
そのまま休日を全て潰す事になったのだった。

次の休日には、なんとか贈り物の内容が
無事に決まり故郷の島へ送り出された。

そして、今回起こったドタバタエピソードは
養母のマーテに送った贈り物とセットで
添えられた手紙に書かれる事になるのは
…また別のお話である。ちなみに
それを書いたのはアスカであった。

おしまい
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