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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2022-10-28 22:56:05.0 テーマ:その他

『三姉妹の物語〜絆のアカシ〜』プロローグ (※少しだけリメイク)

※蒼天のソウラの二次創作になります。

魔界。魔障が色濃く噴出する汚れた大地。

当代の大魔王と魔王軍が勇者たちの前に敗れた。

その知らせを聞くや否や再び力ある者たち同士で
次代の大魔王の座を巡る戦いが日夜繰り広げられ
続けていた。



時はまだ、のちに新たな大魔王として魔仙卿に
指名されるある若者が魔界を訪れた頃の事。

バルディスタ山岳地帯にあるターボル峡谷の奥地。
この険しい峡谷の中を一人の男が歩いていた。

この地帯には、今は国や権力者の元に仕えず
独自の生活形態と文化、そして古来から続く剣技と戦術を
伝え守りながら暮らす”竜剣士たちの集落”があると噂されていた。

男はそこを荷物と背丈に合わない曲刀を携えながらも
汗一つかかずに歩き続け、やがて山岳の広い台地に
たどり着いた。そこで歩みを止めると何かを
伺うように周囲を見渡し始めた。

そして再びを歩きだそうとした時

「待て!……貴様、どこの手の者だ?」

突然リザードマンが二匹、男の前へと降り立ち
立ちふさがるように武器を構えた。男はニヤリと
不敵な笑みを浮かべて

「今もあったか…」

「おい、人間!我々の問いに答えろ!」

リザードマンが自身の剣をチラチラと見せ、威嚇する。
しかし男はそんな行動に一切興味を示さずに

「”我が疾風は”?」

「はぁ?……貴様、急に何を言っている?」

「待て!な、なぜ人間のお前が”その言葉”を知っているのだ?」

と、あまりの相手の察しの悪さに男は、イラつき一喝する

「合言葉を言え!…しきたりだろうがッ!!」

「「ひぃ!!…”我が疾風は”!!」」

「”剣に宿りけり”!」



竜剣士の集落。ここは峡谷奥地の窪んだ場所にあり
周辺に動植物が豊富で、水源に困らず、安定した生活が
出来るような環境だった。そして何よりも集落の者
ほぼ全員が手練れ揃いの剣の達人である事で、ここで
腕を磨いた後、集落を旅立ち、外界の戦乱の中で技を
振るい、無事に帰って来る事が集落の竜剣士たちの
生きがいだった。その昔は”太陰の一族”へ出兵した者もいた。

そんな平和な集落に、突然怒号が響き渡る。

「敵襲ぅーー!!敵襲だぁーーー!!」
と、先程集落の入り口を守っていた者が焦った様子で
飛び込んできた。

「どうした!?何が来たのだ…!?」
「に、人間が…とんでもなく強い”人間の男”が入り口に
いるんだよぉーーー!」

「なんだって!?…この集落は、ごく一部の者しか知らぬ地
何者なんだ、いったい…!」

と、話していると集落の入り口から男と戦っていた村民が
叩き込まれてきた。
「まったく…帰らなかった500年の間、お前達は何をしていたんだ?
…技が錆びついて無いか?」

男はゆっくりと歩みながら、集落へと入ってきた。

「止まれ…!この集落に、貴様のような”人間”が何のようだ?」

「何の用って…ここは”俺の故郷”で、
単に500年ぶりに”里帰り”しただけだが?」
男は笑みを浮かべながら、答えた。

「な、何をふざけた事言っている!全員集まれ…!」

村民の一人の号令で、周りに居た竜剣士たちが男を
囲んだ。全員、男を睨みつけながら見る

「ほぅ…”里帰り”の祝いにしては、物騒だな?…だが、
その祝い有り難く頂いてやる!……こい!」

と、涼しい顔をしながら腰に差してあった曲刀を
抜いた。

「余裕ぶって居られるのも今のうちだ!」

「こんな人間一人、我ら全員でかかれば終わりだっ!
いくぞーー!!」

号令がかかったのと同時に、一斉に村民が男に
飛びかかろうとした時

「やめんかーーーーー!!!」

空まで響き割る大きな怒号が、男と村民の手を止めた。
声の主の方に振り返ると、そこには周りの村民たちよりも
一回り大きな体を持ち、小さなメガネと白ヒゲをたくわえた
リザードマンだった。

「り、リザン族長…!?なぜ止めるのですか…!」

「お前たちでは、返り討ちにあう。それよりも…」

リザンは、のそのそと男の元へと歩いて行くと

「”我が剣に”?」

と、投げかけた。その言葉を聞いた時、男は
ハッとしたような態度を見せたのち、剣を収め

「ふん、その”言葉”…懐かしい。…”雷鳴轟かん”!」

「おかえり…我が兄”リーザ”」

と、男の姿は突然変化していく。そしてその姿は
集落の竜剣士たちと同じ姿へと変わった。

「ただいま、久しぶりだな?…”リザン”」

「急にどうしたんだ?風の噂ではお前
”アストルティア”へ旅立ったんじゃなかったのか?」

「あぁ、ちょっと気まぐれに”帰ってみたく”なっただけだ。
”俺の弟子”がそうしたようにな」

「はは、どうやら土産話がいっぱいあるようだな?
聞かせてくれるか?」

「あぁ、そのために帰ってきたんだ」

続く
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