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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 132

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アスカの冒険日誌

2023-05-22 17:31:33.0 テーマ:その他

『三姉妹の物語〜絆のアカシ〜』 第14話

※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。

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「……あれ?バレてた?」

見え見えだ。と危うく騙されそうになった自分に呆れたように
ため息をついた瞬間、リルカは一気に間合いを詰め、先程よりも
鋭い一閃を見せる。

「おっと!」
(これは…攻撃のキレが前にも増して上がっているな!
ちゃんと鍛錬をサボってなくて感心感心!)

初撃を躱すがそこから隙の無い畳み掛けに、エミカは
成長を感じつつ今の弟子の戦い方を観察しながら、

「戦い方に少々力押しの傾向があるな、
もしかして”雷神会の頭領”の影響かな?」

「なっ!?…なんでそれを!」
懐かしくも感じるその言葉に珍しくリルカの意識が揺さぶられ、
攻撃の手が緩む。エミカはそれを見逃さずに、

「ちょっとした事で、攻撃を緩めるな!」

と、怒気を飛ばし一瞬にしてリルカの手や胴に
容赦のない攻撃を叩き込み反撃に転じる。

「イタタッ!!」
(…エミカさん!あたしの弱い所ばかり!)

先程まで優勢だったリルカは、攻撃を凌ぐので精一杯になる。

「模擬戦とはいえ、お前はもう既に致命傷を何度も
受けている!…気を引き締めろ!」

鬼気迫るエミカの鋭く光る目を見て、リルカは察した。

(あっ…これ完全に”鬼教官スイッチ”入ってるー!周りに
人が居るのに、やる気マンマンだ。…しっかりやらないと!)

この後、二人の模擬戦はより激しいものとなり
手に汗握る攻防が続き、観戦していた周りの人々は歓声を
あげながら熱気はどんどんとヒートアップしていった。

そしてその勝者は…。



姉二人がそれぞれの師匠と再会している頃、屋敷で
強化作業を続けるマイカは、今…


ドッカーン!!


先程とは違う爆発を自分の部屋で引き起こしていた。
怪我をする程のものではなかったが、掃除してもらった床や
壁はススで汚れ、マイカ自身も真っ黒に汚れていた。

「おっかしいな〜また失敗。書き込んだ術式か入れた素材の比率が
間違ってたのかな…それともリンドウ先生からもらった素材を
私が上手く扱えてないのかなー」

マイカの考える強化構想プランにはいくつかのパターンがある
ものの、それをまずやる前に最低限クリアしないといけない工程で
難航していた。

「”土台”となるこの強化がまず出来ないと、次の手順へ進めない
のよね〜」

マイカが引き起こしたグランドタイタス号の件。それは
マルチナの伝手もあって、不問になってはいるものの
それでもなんとか”ちゃんとしたものを作りたい”と言う気持ちが
強くあり、何度爆発を引き起こそうとも諦めてはいなかった。

「よし!…ここを修正して、あとは微調整して…!」

ドッカーン!と再び屋敷に爆発音が響いた。繰り返し
引き起こされる爆発、その開けない道にマイカは少し限界を
感じ始めていた。

一からピアスを作り直す?と一瞬よぎったが、ピアス自体は
変える気はないとその思考を振り切り、このままでなんとか出来ないか?と
また考えを巡らせる。

「なんとかこれで行きたい…。」

もう一度必要な見直しをやり、作業に取り掛かろうとした時
扉をコンコンとノックする音が鳴った。

「はーい!」
と、すぐに手を止めて自分の顔に付いているであろう黒ススを
拭い取って、声をかけた。扉を開け、中へ入ってきたのは
マーテだった。

「お養母さん!?…どうしたの!?」
「”どうしたの”…じゃないでしょ〜、体中汚れちゃって…
心配になって見に来たのよ〜?」

マーテの手には、綺麗な白タオルがあった。それを受け取ると
マイカは自分の汚れている顔をもう一度タオルで綺麗にしなおし
服に付いたホコリも払っていき、身だしなみを整え直す。

「だって…こんなに爆発してススまみれになるなんて…想定して
なかったもん…。」

”爆発には慣れているけど…”と最後に付け加える。その間、
マーテは雑多に色々なものが置かれているマイカの部屋を
ぐるりと見渡す。

そこには今のいままで、何度も失敗を繰り返した証である
汚れや爆発した時に飛んだと思われる破片が壁にいくつも
刺さっていた。そしてマイカが作業していた机には、
一冊の本が開かれて置かれていた。

「これは?」
「あっ…それね。私が作った”リングピアス”の設計書みたいのかな?」

マイカの説明を聞きながら、マーテはその本を手に取り
内容を読み始めた。実際に作成したピアスの機能、完成までの
工程などが事細かにびっしりと本には書かれていたのだった。

ー続くー
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