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天星の護りの手

アスカ

[アスカ]

キャラID
: FG906-006
種 族
: ウェディ
性 別
: 女
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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アスカの冒険日誌

2024-06-30 18:23:35.0 2024-06-30 18:25:02.0テーマ:その他

『三姉妹の物語〜絆のアカシ〜』 第27話

※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーー

「「コレヨリ 殲滅スル!!」」

明らかに広場に先に居た魔物よりも強い
魔導兵器とも呼べる存在を見たリルカとエミカ
合図するように頷きあった後に、すぐ様飛び出した。

「リルカお嬢さんッ!何を!」

「こいつらは、あたし達でなんとかする!軍のみんなは
他の魔物をお願いッ!」

兵士の言葉を振り切り、特攻隊長メガースtype‐R
2機の矢面に立った。

「目標ターゲット補足」「連携コマンドB 実行」

2機のメガースは、同時にメイスを振り上げ
機体上半身を回転させながら、2人めがけて
振り下ろしてくる。

「リルカ!…アタイは、肩に”R2”とマーキング
されてるやつを叩くッ!”R1”の方を頼むぞ!!」

「了解ッ!エミカさんも気をつけて!」

そうやり取りをした直後に、メガース達の一撃を
2人はそれぞれ左右に飛び退き、回避する。

エミカは、丸盾を持っている左手を突き出すと
バシュ!と手首に仕込まれていた発射機からワイヤーを打ち出す。
その先端にはアンカーのようなものが付いており
高速で飛び出したそれは、R2の腰の部分に巻き付く。

「いくぞっ!」

エミカはワイヤーの巻取りを制御する仕掛けを起動させると、
その体はR1に向かって飛び出す。

「ターゲットB 高速デ接近 迎撃シマス!」

「させないよ!…”ドルクマ”!!」

剣先を突き出すと、闇の力の塊が弾のように飛び出し、
R2の赤い目のセンサー部分に当たる。

「ピピッ! メインカメラニ 異常発生!
R1ヘ 支援要請!」

小さな爆発を起こしながら、よろけるのを見た
エミカは姿勢を調整し、R2の下の方にある弓を操る
アームめがけて飛び込み、勢いのままに剣を振るい
そのアームを切断した。

一方、支援を要請されたR1は、リルカと激しく
斬り結びながら、一進一退の攻防を繰り広げていた。

「支援要請ヲ 受諾!シカシ ターゲットAノ
妨害ガ激シク 要請ニ 応ジル事ガ 現在不可能!」

「援護なんか、させないよ!…こっちでアタシと
戦っていけ!!」

リルカが言うと、手に持った太刀を軽やかに振るうと
怒涛の勢いで押し込む、まるで”天下無双”の如く何度も
太刀を豪快に振り、斬り込んでいく。

流れるように繰り出される斬撃に、R1は剣で弾いたり、
メイスで防いだりするが、追いつかず装甲がボコボコと
傷ついていった。

「損傷! 緊急離脱!」

「何っ!?わああっ!」

R1はリルカの攻撃を強引にたいあたりで抜け、
R2に追撃を加えようとするエミカに向かう。

「エミカさん!抜かれた!…逃げてッ!」

「嘘だろっ!?」

R1の勢いに驚き、エミカは追撃を諦めて
R2から素早く離れていった。R1がそばにつくと
リルカとエミカをまるで睨むように見ながら

「R2 損壊状況ヲ 報告セヨ」

「タッタ 今メインカメラ復旧 下部ノアームヲ
損壊シタガ 任務遂行ニ問題ハ ナシと判断スル」

「こいつら…とことんやる気みたい」

「もしかしたら2機同時に機能停止に追い込まないと、
あとが厄介かもしれないな…」

エミカいわく”キラーマシン2”タイプの魔導兵器で、2機が
コンビを組む形稼働するものには、片方が損傷などで
機能停止になったとしても、もう片方が損傷箇所を修繕し、
”作戦行動に復帰させる機能(リモートリペア)”が備わっている
事があると言う。

そうしてエミカが一瞬、思考にふけると意を決した様に

「リルカッ!あいつらの注意を引いてくれ!」

エミカは丸盾を左腕から外して、そのまま左手で持つと
盾の縁にそって、刃がせり出した。

「何をするんですか?」

「一気に片付ける!合図したら、避けて…その後に
全力攻撃!…いいな?来るぞ!」

リルカが思考をまとめる間も無く、メガース2機は
再び一矢乱れぬ動きで、襲いかかってきた。

「先ニ ターゲットAへ 攻撃ヲ仕掛ケル!」

「了解! 連携コマンドAヲ 実行!」

そう告げると、R1からメイスがR2から剣が振られる。
リルカはメイスを避け、剣を太刀で弾く。

そこからさらにR1の剣が縦に振り下ろそうとし
R2は追撃で横にメイスを振り抜こうとする。

リルカは、剣を横に避け、勢いをそのまま
殺さずにメイスの下に滑り込むように姿勢を低くく
して抜けた。

R1は後ろに身を翻すと、下部アームの弓の弦を引き
狙いを定める。R2はそのままリルカに対して
剣を激しく振り回して行く。

それに対してリルカは、R2の斬撃をうまく合わせて
弾き、R1が打った矢をバック回転して避けた所で…

「リルカ!…行くぞッ!!」

続く
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