※蒼天のソウラの二次創作です。実際のキャラの
掛け合いなどに違いがあるかもしれません。
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「し、師匠…まだ終わってない…!」
「……クフフ…!お前たちにも”そいつ”同じ絶望を教えてあげるわッ!」
ドーターは言うと、再び自身に緑色の光を集め始める!
同時に周囲から兵士たちの悲鳴が上がる。
「なんだと!?…何が起こっている!」
「フォルカ様!あれを!」
リーザがドーターを指差すと、フォルカの攻撃でつけられた
傷がみるみる塞がって修復されていった。
「周りを犠牲にして、自身の傷を治すのか!?…やっかいなッ!」
「こんなもの…我らが居た”あの時代の魔界”にもゴロゴロ居たものだ!」
「アハッ♪さぁ…舞の続きを始めましょうか…!」
再びリーザとフォルカに攻撃を仕掛けてきた。
(このまま戦っては、周りを犠牲にして回復する奴の方が有利…!
しかも利用されているのが、島の兵士たちだ。これ以上は、アスカが
悲しませてしまう…ここは…!)
リーザは攻撃をかわしながら、大声でフォルカに
「フォルカ様!…ここは一旦撤退しましょう!私は弟子を連れて行きます!」
突然の提案に、フォルカは一瞬戸惑ったが直ぐ様、意図を悟り
「…うむ!ここは下がったほうが懸命のようだ!」
2人が撤退に動いた時、ドーターは表情を歪め
「私の邪魔をした挙げ句に弱らせたエモノを横から掠め取るの!?
許さない…!許さない許さない許さない!絶対にそんな事させないわッ!!」
狂気に満ちた声で言葉を紡ぐと、両手に凄まじい光を集め始める!
「あの光は…!」
リーザとフォルカは目を細めて見る。なおも光はドーターの両手に
集まり続け、どんどん膨らんで行く。やがてその場を揺らす様な強い
衝撃波が周りに放たれた!
打ち出された波動は、ドーターが置いた牢屋を吹き飛ばし
囚われていた兵士たちも解放されていく。あまりの衝撃にリーザ達も
よろめいてしまう。
「…!リーザ!今すぐお前の弟子を拾い、離脱するぞ!」
「クソッ!!アスカ!!」
リーザは翼を羽ばたかせ、アスカの方へ向かった。
「うぅ…師匠、兵士の皆さん…!くぅぅぅ!」
後方で片膝で座り、戦況を伺っていたアスカも
自身に喝を入れ、決死の想いで立ち上がった。しかし…
「もうすぐ終わる…!あなた達がどこへ逃げようとも…
私が放つこの”ビックバン”から逃れられないわ!この広場の全部…
吹き飛ばして、お姉様の…私達”姉妹の国”を作る礎にして
差し上げるわ!!」
(もう間に合わない…の!?)
《☆》
《お姉ちゃん達、聞こえる!?》
突然、マイカの声が2人の耳に届く。
「え…!マイカ?」
「無事だったか!?」
《うん!…それで…お待たせ!私達のピアスは、さっきまで
不完全な状態だったけど、いま完全になったハズだよ!》
マイカの言葉を聞いて、アスカとリルカは自分の耳に
ついているピアスに意識を向けると、填められていた宝珠から
強い光が放たれていた。
《今なら新しい機能の一つ。”……の交換”が出来るよ!
お姉ちゃんたちから預かった……は、ピアスに収納してあるから
”念じれば”引き出せるハズだよ。他にも…!》
少しずつ音が途切れる中で、ジジジッ!と急に強いノイズが
入った。
《……と、私も今ピンチだった、これ以上……話せないかも
だけど、こっちが終わったらすぐにでも助けに行くから
お姉ちゃん達も”諦めないで”!!》
《★》
プツン…とマイカの通信は途絶えた。
「あきら…めないで、か…!じゃあ、頑張ら…ないとだッ!」
そう言った時、彼女の目は再び強い意志を宿していた。
「アスカ…!一時撤退するぞ!」
リーザが翼を羽ばたかせながら、連れ去ろうとした時
それをアスカはスルリと回避し、フォルカの横を抜け
ドーターの方へ躍り出ていった。
「何!?…どこへ行くアスカ!!」
「待つんだ!マドモアゼル!いったい何をすると言うのだ!」
「今更何をするんですの?…何をしようとこれから放つ私の
ビックバンが防げる訳がありませんわ!……吹き飛びなさいッ!」
ドーターは両手を合わせ、圧縮し膨大な破壊エネルギーと
化した塊を自分に向かって走ってくるアスカに投げ込んだ!
(1発勝負!…アイツの攻撃を”受け止める”!!)
アスカは心に強く念じ、左手を前に突き出した!
しかし直後に彼女の目の前で、飛んできたエネルギーの塊は
その圧縮された枷が外れ…壊滅的な音と広場周辺の家屋も
一部も吹き飛ばす程の衝撃を生じ
・・・・・・・・・・・・爆ぜた!
〜続く〜