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孤独の闇芸人

ホーリン

[ホーリン]

キャラID
: TG682-832
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 111

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ホーリンの冒険日誌

2016-04-03 18:09:38.0 2017-04-11 09:47:19.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

伝説の旅芸人への道・2016~第8章~



「くっ……!」

無数の攻撃が襲いかかってくる。
あれは特技だ――天地の構えでは受けられない。
僕はとっさに水流の構えを取る。だが……

「間に合わないか……!?」




――だが。

(これは……何だ?)

思ったよりも、ダメージは少ない。
本職の踊り子が使う“つるぎの舞”とはまるで比較にならない。

「馬鹿な……なぜだっ!!」

ゲイザーが血を吐くように叫ぶ。


僕は知っている。
踊り子は防御を捨て、その代わりに二刀流での絶対的な攻撃力と、多才な歌や踊りに特化した職業だ。バトルマスター以上にピーキーで魅力的な、ひとつの極地……。

そう、踊りスキルを極めるということは、そう容易いことではない。







「クソッ! もう一度だ、くらえっ!」

ゲイザーはまたもつるぎの舞を繰り出す。
だが……









「ゲイザー……
 お前の技の底は――」






「見切ったぞ!!」


――そう、ゲイザーは確かに、つるぎの舞を使った。
だがこいつの使うのは、魔物であるキラージャックが使うものだ。

当然のことだった。この男はレンダーシアに渡っていない。
ダーマ神殿で試練を乗り越えた先に習得できる、踊り子のスキルを
そう簡単に身につけられるはずもない。

ゲイザー、お前は最強になると言ったな。
お前の言う最強は、そんな程度だったのか…?
見た目ばかりで、まるで中身が伴っていない!

きっとお前は、強さに憧れ、二刀流を身につけたのだろう。
だが、ならばなぜ……




「あっそ~れ!
 ハッスルハッスル~!」

……なぜ、旅芸人にしか使えない特技を、身につけたままなんだ?
本当に力を、攻撃力を求めるなら、
なぜバトルマスターや踊り子に転職しない?

そして、観察していて気づいた。
ハッスルダンスの回復量……

“71”

少ない……
あまりにも……

ああ、そうか。


ゲイザー、お前は……時代に取り残されていたのか。

だからお前はそんな風になってしまったのか。

だったら僕が終わらせる。
弟弟子にして、現代の旅芸人が……!

僕はなおも向かってくるゲイザーを見つめ、静かに決意した。



(第9話に続く)

http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/558268798784/view/4020704/
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