ぐるぐる「今日は七夕だなー。」
白「そうですねー。」
ぐるぐる「白君は、七夕に食べると良いものは何か知ってるー?」
白「だんごですか?」
ぐるぐる「んー。ちょっとちがうんだなー。」
白「では、どんな食べ物なんですか?」
ぐるぐる「よし!今回は、七夕と食べ物についてを教えるぞー。」
1 七夕とは
みなさんは、七夕を知ってますか?
七夕(たなばた)は、中国、日本、韓国、台湾、ベトナムなどにおける節供、節日の一つです。五節句の一つにも数えられてます。旧暦では7月7日の夜のことで、日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事でありましたが、明治改暦以降、お盆が新暦月遅れの8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が薄れたといわれています。日本の七夕祭りは、新暦7月7日や月遅れの8月7日、あるいはそれらの前後の時期に開催されています。
みなさんがすんでる場所では、いつの日が七夕ですか?
2 オリヒメとヒコボシ
昔、天の川のそばには天の神様が住んでいました。天の神様には、一人の娘がいました。名前を織姫(おりひめ)と言いました。織姫は、神様たちの着物を作る仕事をしていました。織姫がやがて年頃になり、天の神様は娘に、御婿さんを邀えてやろうと思いました。色々探して見つけのが、天の川の岸で天の牛を飼っている、彦星(ひこぼし)という若者です。彦星は、とても立派な若者でした。織姫も、かがやくばかりに美しい娘です。二人は相手を一目見ただけで、好きになりました。二人は結婚して、楽しい生活を送るようになりました。でも、仲が良過ぎるのも困りもので、二人は仕事を忘れて、遊んでばかりいるようになったのです。すると、天の神様のもとへ皆が文句を言いに来るようになりました。「織姫が機織りをしないので、皆の着物が古くてボロボロです。早く新しい着物を作って下さい」「彦星が世話をしないので、牛たちが病気になってしまいます」といわれ、天の神様は、すっかり怒ってしまい「二人は天の川の、東と西に別れて暮らすがよい」と、言って、織姫と彦星を、別れ別れにしてしまいました。でも天の神様は、織姫があまりにも悲しそうにしているのを見て、こう言いました。「一年に一度だけ、七月七日の夜だけ、彦星と会ってもよろしい」 それから、一年に一度会える日だけを楽しみにして、織姫は毎日、一生懸命に機を織りました。天の川の向こうの彦星も、天の牛を飼う仕事に精を出しました。そして、待ちに待った七月七日の夜、織姫は天の川を渡って、彦星の所へ会いに行きます。
3、七夕の日に食べると良いもの
ひな祭りには「ちらし寿司」
こどもの日には「柏餅」や「ちまき」
というふうに、行事によって食べる食べ物があります。
では、七夕はどうなのでしょうか?
七夕の日に食べる食べ物・・・それは、「そうめん」なんです。
その歴史は古く、平安時代から
七夕行事のお供え物として「そうめん」は欠かせないものでした。
では、なぜそうめんだったのでしょうか?
理由は、時代をさかのぼると醍醐天皇の時代(奈良時代)に「そうめん」の原型といわれる「索餅」(さくへい)が、旧暦7月7日の七タの儀式に供え物の一つとして供えられていました。中国で7月7日には「索餅」を食べる習慣があり、これが日本に伝わったとされています。
「索餅」は小麦と米粉を練って、縄のように細くしたお菓子でしたが、
それが 索麺(さくめん)→素麺(そうめん)と変化していったとされています。
とても歴史の古い「そうめん」ですが、
七夕に食べることに意味があります。
七夕はいろいろな願いごとをする日であることから
そうめんを糸にみたて「芸事(機織)が上手になるよう」
小麦は毒を消すといった言い伝えから「健康を願い」そうめんを天の川にみたてて「恋の成就を願い」
とさまざまな願いがこめられているのです。
ぐるぐる「どうだったかなー?少し難しかったかな・・・?」
白「いえいえ!そんな!とてもよく分かりましたよ!」
白「でも。そうめんはいがいでしたね。」
ぐるぐる「でしょー。」
白「ぐるぐるさんに教えてもらって、七夕についてさらにわかった気がします。」
ぐるぐる「そう言ってくれてありがたいよー。」
白「あ。そういえば短冊にお願い書きました?」
ぐるぐる「かいたぞー!金見さんと幸せに過ごせますようにー。」
白「いいですね!私は、みんなが健康でいられますようにです。」
ぐるぐる「おおー!てっきり、給料が上がりますようにかと思ったよー」
白「あれは、モア捜査官の監視が原因なんですよ!」ぐるぐる「後でそうめん食べにいこっかー。」
白「え!いいんですか!?ありがとうございます!」ぐるぐる(白君・・・。今度私から言って、給料上げてもらうことにするか・・・)
続く