いつもイロハ水族館をご愛顧いただきありがとうございます…
今日は少々怖い話をしましょう…
みなさん、冤罪って知っていますか…
そうです…無実の罪を着せられること…
「私はやっていない!!」
…いくら叫ぼうとも、誰にも信じてもらえず
疎まれ
憎まれ
悲惨な最期を遂げるのです…
如何に無念なことでしょう…
冤罪は、なにも人間だけの話ではありません…
無実の罪を着せられ、いまなお、その名に名残りを残すお魚がいます…(DQ10に実装されています)
【生態の概要】
そのお魚は全世界の暖かい海に分布する大型魚で
大きなものは、体長約2m、体重約40kgにも達します。
黄金色に輝く体色がとても美しく、現代では、食用に漁獲されたり、ルアー釣りでも人気のお魚です。
【悲しき名前の由来とは…?】
では、このお魚の日本語名の由来はなんでしょう…?
「屍人喰らい」
……浮遊物に集まる習性からこのように呼ばれました。しかし、食物が海中に浮遊していた場合、それをつっつきに来ない魚の方がまれです。
なぜこのお魚だけがこんな名で呼ばれなければならなかったのでしょうか。
悲しき名は、これだけではありません。
「粃(しいな)」
…粃(しいな)とは、実らず籾殻だけになってしまった稲穂のことを言います。
身体が大きい割に、肉が薄いことから、このような別名で呼ばれるようになりました。
そして台湾ではその見た目の奇怪さから
「鬼頭刀」と呼ばれています。
……
言われなき罪を背負わされた怨念からか(※)
そのお魚は、捕獲されると
あれほど美しかった黄金色の身体が
みるみるその輝きを失い
終いには黒ずんだ姿と成り果ててしまうのです…。
広く愛されている現代において、その名を聞いて、上記の由来に気づく(もしくは知っている)人は、ほとんどいないと思います。
和風館には
忘れられた悲しき魂を慰めるための
石碑が祀られています。
今ではすっかり訪れる人もなく
荒れ果ててしまっていますが
皆様ぜひお参りいただき
鎮魂の祈りを捧げてください。
…怨念に引摺り込まれないように
気をつけてくださいね。
ーーー
というわけで、夏をずいぶん先取りして、ホラースポットオープンです。
ちょっと怖い話風に生態を紹介してみました。
何のお魚かは、あえて記事には書きません。
(ネタバレ防止のために、コメントや足跡伝言板で答え合わせを求められても、答えません笑)
興味があれば、忘れられた悲しき伝承(名前の由来)を調べて(ググって)みてください。
和風館の鎮魂碑にお参りくださった方には、何のお魚かわかるようにしておきます。
【弁明】
怖い話風にしたかったので、悪い由来ばかり紹介してしまいました。
日本でも各地によって呼び名は様々であり、縁起のいい名前もありますし、国内外で親しまれているお魚です。
この記事を読んで、そのお魚のことをキライにならないでくださいね。
本文中、「※」をつけたところはフィクションです。体色が変化するのは本当ですが、それは怨念によるものではありません。
〜〜お魚好きの方、ぜひお越しください〜〜
イロハ水族館
本館 ジュレ13981うるわし3番地
和風館 同1番地
世界の気候館 同2番地
※ご連絡くださればお招きのつばさ差し上げます。
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