いつもイロハ水族館をご愛顧いただきありがとうございます。
この度、ver.7.0に進みまして、新たに登場した「ゲーム内オリジナルのお魚」に興味がわいたので、自由研究を行いました。
※一部ネタバレを含む可能性がございます。
【※この記事で取り扱うネタバレ注意事項※】
・当該お魚の名称及び形質
・一部の地名(ver.4含む)
・一部の水域で出現するお魚
・一部の雑魚モンスターの名称
しばらく空白をはさみます。
上記の情報を見たくない方は、お戻りください。
ーーー自由研究ここからーーーー

【タイトル】
ゼニアスマスは実在する何のお魚に近いのか?!
【研究の目的】
・ゼニアスマスの同定(種の特定)
・ウェブサイト「DQ10大辞典を作ろうぜ!!第二版Wiki」さまでは、「ニジマスの亜種」と明記されているが、本当か?検証してみる。
【方針】
原則はゲーム内の情報によることとする。
必要に応じて現実の情報で補足する。
【前提】ゲーム内図鑑と生物学上の分類
1.ゲーム内図鑑
・中型淡水魚
・マスの一種
・アマラーク地方にのみ生息
・性格がおとなしい
・食用
・見た目はニジマスに酷似、全体的にピンク色。
2.生物学上の分類
ゲーム内図鑑より「サケ、マス」の仲間である。
そこで今回は、サケ目サケ科のうち、サケ属とサルモ属について考えていく。
実装されているお魚は以下のとおり。
・ゼニアスマス(中型淡水魚。研究対象。)
・キングサーモン(=マスノスケ。巨大淡水魚)
・サクラマス(中型淡水魚)
・サケ(中型淡水魚)
・ニジマス(中型淡水魚)
・ヤマメ(小型淡水魚)

【豆知識その1】海に暮らすのに淡水魚??
例えばキングサーモン。海で暮らすイメージじゃないですか?川で生まれて、海で成長し、産卵のために川に戻ります。
こういうお魚、どうやって海水魚か淡水魚か決めているのでしょう?
答えは「産卵する場所」です!
これ、今回のポイントです。
【豆知識その2】サクラマスとヤマメは同種!?
実はサクラマスとヤマメは同種です。海へ下るものをサクラマス、一生川で暮らすものをヤマメと言います。
それでは、調査に移りましょう!
【調査項目とその結果】
1.どこに生息するのか?
以下の水域の調査を行った。
・川辺の休憩所の川→生息する
・レストリア平野東の川(同一河川)→生息しない
・タービア草原東の川(同一河川)→生息しない
・タービア草原内の川(近隣の河川)→生息しない
・シュタール鉱野の海(周辺海域)→生息しない
※シュタール鉱野にはシステム上「川」は存在しない。
2.周辺水域に似た魚は生息しているか?
調査水域のうち、タービア草原東側の川および同地内の川に「サクラマス」が確認された。
3.その他現地の状況
ゼニアスには、「〜〜(祖)」と呼ばれるモンスターが生息している。
【考察】
ゼニアスマスの生態を考察していきます。
1.川の一部水域にしか生息しない点
ゼニアスマスは、川辺の休憩所のみに生息し、その上流にも下流にも、周辺海域にも生息しない。このことから、海に下らないと考える。
2.サクラマスと生息環境が似ている点
同一河川や近隣河川にサクラマスが生息することから、サクラマスと似た環境に生息すると考える。詳しく見ていく。
>(1)サクラマスの分布
アストルティア(魔界、天星郷除く)ではティプローネ高地及びガタラ大山林に生息。
>(2)驚くべき事実!
驚くべきことに、ティプローネ高地及びガタラ大山林には、いずれもニジマスが生息している!(ガタラ大山林にはサケも生息する。)
ここで、サケは海へ下るので検証から除外すると、残るのはニジマスだけになる。
以上より、ゼニアスマスはニジマスだと考える。
3.〜〜(祖)というモンスターがいる点
モンスター(祖)がいるなら、お魚(祖)もいるのではないか?検証しよう。
>(1)イトウやイワナは原始的?!
サケ科の4つの属のうち、最も原始的とされているのはイトウ属、次がイワナ属。サルモ属及びサケ属は比較的新しいとされている。
実装されているのは
・イトウ属:イトウのみ
・イワナ属:イワナのみ
いずれもゼニアスマスとは形質が全く異なっており、ゼニアスマスはニジマスの原始的な存在ではないと考える。
【分かったこと】
ゼニアスマスは、
・海へ下らない。
・ニジマスである。
・ニジマス(祖)ではない。
【今後の課題】
以下の点については、字数の関係から、今後の課題とする。
・なぜピンク色なのか?
・なぜおとなしいのか?
・亜種なのか?地域個体群にすぎないのか?
また別途、ゲーム内に実装されているお魚に限らず、ガチの同定もやっみたい。