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9月17日は世界マンタデーです。そこで今回は、マンタの生態について紹介したいと思います。
★世界マンタデーとは
マンタを讃えるとともに、その美しく神秘的で大きな生き物が直面する脅威について意識を高めるために制定されています。

★そもそもマンタとは?
軟骨魚綱(軟骨魚類)に属する大型のエイのことで、れっきとした魚です。軟骨魚類の仲間には、エイの他にサメなどがいます。
★マンタはたった◯種しかいない!?
かつては「オニイトマキエイ」1種と考えられていました。
2009年に、オニイトマキエイだと思われていた中に「ナンヨウマンタ」という別種がいることが確認され、2種になりました。
★泳ぐマント!広げたヒレは、何ヒレ?
「マンタ」はスペイン語でマントを意味します。
マントのように大きく広げたヒレ、実は「胸ビレ」です!
他の魚と比べると、とても特徴的ですね!
★どれくらいの大きさ?
オニイトマキエイは横幅6m超、ナンヨウマンタは横幅約5mくらいまでに成長します。
体重はなんと数トンになります!
★マンタの数え方は?
1匹、2匹…?
1羽、2羽…?
ちがいます!!!
正解は1枚、2枚…!!
ちょっと笑っちゃいますね。
★TPOに応じたふるまい!?
頭部にあるヒレ状器官「頭鰭(とうき)」が特徴的で、リラックスしている時はだら〜んとしたり、早く泳ぐ時はシャキンと伸ばしたり、シチュエーションによって使い分けることができます。
★大きな身体!何を食べてる?
正面を向いた口を開けたまま泳ぎ、入ってくるプランクトンを食べます。
多くのエイは、口が下側についており海底の甲殻類や貝などを食べるのとは異なります。
★止まれない!!
泳ぎながら海水をエラに通して呼吸します。泳ぎを止めると窒息してしまうので、産まれてから一生泳ぎ続けます。
では、どうやって眠るのか?そもそも眠らないのか?
マンタの睡眠について明確に示す資料は見つけられませんでしたが、同じように一生泳ぎ続けるマグロは、泳ぐスピードを落として身体を休めています。
★マンタの知能は◯◯◯◯!?
マンタの知能は魚類最高です!脳が占める割合が魚類の中で最も高いのです。
仲間同士でコミュニケーションをとったり、
好奇心旺盛で人懐っこかったり、
時には、空中に向かって2mの大ジャンプ!
ジャンプにはさまざまな役割がありますが、「遊んでいる」という説もあります。
★マンタの卵って?
マンタの卵を見たことはありますか?
…ないと思います。
マンタは魚ですが卵を産みません。体内受精し、メスの体内で育て、出産します。
体内で約1年かけて大切に育て、1〜2m・50〜60kgに成長した赤ちゃんを1〜2枚産みます。
★絶滅危惧種、危急種
国際自然保護連合IUCNレッドリストでは、オニイトマキエイは絶滅危惧種、ナンヨウマンタは危急種に指定されています。
原因は、乱獲(食用、薬用)や混獲(他の魚の網にかかってしまう)によるものです。
マンタは寿命が長く、繁殖ペースが遅いので、個体数が減ると、回復に時間がかかります。
世界では、マンタを絶滅から守ろうと様々な取り組みがなされています。
私が読んだ記事に、興味深いことが書いてありました。マンタ1枚は取引されると数十〜数百ドルの価値しかありませんが、観光資源としては生涯で100万ドルの価値がある、というものです。
数値の信憑性は置いておくとして、多くの観光客を魅了するマンタが生み出す経済効果は計り知れない、ということです。
私たちは、目先の利益に踊らされがちですが、本当に価値があるのは何なのかを考えなければいけません。

★マンタ写真コンテスト開催中!
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最優秀賞作品には、917,000ゴールド!!
詳細は8月30日の日誌をご覧ください。
〜〜お魚好きの方、ぜひお越しください〜〜
イロハ水族館
本館 ジュレ13981うるわし3番地
和風館 同1番地
世界の気候館 同2番地
※ご連絡くださればお招きのつばさ差し上げます。
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