ここまでの疑問点を書いてみます。
・プクラスが蒸留器を組み立てられるということは、プクラスは錬金術を学んでいた可能性は十分あると思います。
クエスト480で兵士バイネンによって「水をおいしくする 特別な器具だ。ワグミカさんが 錬金術で作ってくれたんだぜ。」と浄化装置こと蒸留装置が錬金術と関係があることが明示されていることは根拠のひとつになりそうです。
どこで錬金術を学んだのか。また、なぜ錬金術を学ぶ必要があったのか。
・もしプクラスが錬金術に通じているなら、服の金と銀の配色は、「クリュソペイア」(金への変成)と「アルギュロペイア」(銀への変成)、「化学の結婚」(金と銀 - 太陽と月 - 男と女 の結婚)などの象徴という可能性は。
バージョン4で配信された『紅竜たちの記憶』シリーズでは、複数の錬金話が盛り込まれていて、例えば第4話のキバチェのヒゲは金色、第5話のキバリオ(キバチェの子孫)のヒゲは銀色でした。
・転生モンスターのアルケミストンのまめちしきに「いつも かぶっている帽子は はじめて錬金で作ったもの。テカテカした色合いが だいぶ 気に入っている。」と、「錬金術」と「テカテカ」の関連について言及しています。
プクラスの服やジア・クト念晶体のテカテカは錬金術と関係はあるのか?
・錬金術の知識を持っていた可能性のあるプクラスが6000年前へ時間跳躍したことで、錬金術の歴史における疑問点が発生してしまいます。
それは、プクラスが作った竹製の蒸留器が先か、ワグミカが作った蒸留装置が先か、という問題です。
主人公が過去へ時間跳躍した結果、その後の時代の歴史が変わってしまったことが幾度もあったように、
プクラスが6000年前へ時間跳躍したことで、もし彼の錬金術の知識が5700年前のケミル氏族を経由してエテーネ王国の錬金文化につながってしまったのなら、
バージョン4.4でプクラスが時間跳躍して錬金術の歴史を改変する前に、バージョン4.0で既に6000年前のプクラスの錬金術の影響を受けた錬金文化が5000年前の世界に先取りされていたという線も可能性のひとつとしてあると思います。
昨日の日記で触れた「ある時間軸で、時間跳躍して歴史を改変する前に、既に歴史が変わっていることがある問題」です。歴史を変える前に、変えた後の歴史が先取りされていることがあるのです。
ただし、バージョン6.5前期までの情報からでは、プクラスが先かワグミカが先かの答えは出せないと思います。
なお、バージョン6.2のクエスト715「世紀の大発見」でペコリアのお腹の中にいるプクラスがジア・クトの鉱石の影響を受けて、産まれたばかりのプクラスが言葉を話せてしまう件ですが、
このクエストはバージョン6.2以降で受注可能なので、バージョン4.4で6000年前に時間跳躍済みのプクラスへの影響はきっとないはずです。
仮にもしここで習得した知力にジア・クトが持つ錬金術が含まれたとしても、影響があるとしたら未来であって、過去に対しては影響はないと思います。
おわり